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【シューズレビュー】RaidLight(レイドライト)Dynamic ULTRA-Light EVOで8時間のトレッキング&登山をしたのでレビューします

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どうも、森です。

いきなり長いタイトルで申し訳ありません…。

 

先日の苔の回廊〜風不死岳登山で初めてトレランシューズを履いてみたんですが、これが予想以上に好感触でしたのでレビューしたいと思います。

 

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 概要

基本的に陸上競技意外のスポーツには疎いものですから、今回も初めて知ったメーカーで買いました。

RaidLight(レイドライト)って何のメーカー?

公式のページがありますので引用します。

RaidLight(レイドライト)は世界100を超えるトレイルランニングレースに参戦した情熱的なトレイルランナーBenoit LAVAL(ベヌワ・ラヴァル)によって1999年にフランスで設立されたトレイルランニングに特化したパイオニアブランド。

フランス発トレイルランニング専門ブランド「レイドライト」より引用

 基本的にトレイルランニングシューズは、アウトドアブランドがアウトドアグッズの延長上で出していたり、一般のスポーツブランドがスポーツグッズの延長上で出しているパターンが多い気がしていましたがレイドライトはトレラン専門のブランド。

専門ブランドの商品ってワクワクしませんか?私だけですかね。

そもそも、なぜトレランシューズで登山なのか

登山の場合はトレッキングシューズがあるじゃないか、と。

確かに私も今まではトレッキングシューズで登山をしていました。今回はこのトレッキングシューズが破損してしまったため買い替えと相成りましたが、なぜトレランシューズなのか簡単に整理したいと思います。

トレッキングシューズは重い

トレッキングシューズは悪路を想定して作られたシューズです。

当然、防水・グリップ・足首のサポートなど様々な機能がありますが、反面かなり重くなっています。

参考までに、私が使用していたアディダス製のトレッキングシューズは片方約420g。

普段走る時に履いているアディゼロジャパンブースト3は220g、スパイクシューズに至っては130g前後です。

山行に慣れた人ならともかく、日頃軽量のランニングシューズに慣れきってしまっている身としてはかなり重く感じます。

トレランシューズの場合は走ることを想定していますので、多少は軽量ではなかろうかと考えました。

そもそも登山が年に数回の日帰り

この理由も大きいです。

「トレランシューズは確かにトレッキングシューズより幾分安いかもしれないけど、耐久性は劣るし結局買い換えれば高くつく」といった声も聞かれます。

しかし、私はそもそも登山自体、年に数回。それも日帰りです。

連泊して縦走…ともなればトレッキングにするべきでしょうが、これならトレランシューズでも良いのでは?と考えた次第です。

スペックを見てみる

基本性能を確認してみましょう。

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▲トレッキングシューズと比べてスッキリしたデザインも魅力のうち

■商品名:Dynamic ULTRA-Light_EVO

■重量:290g(27.0cm)

■商品仕様:

・左右に力を分散し締め付け、前へのたわみ時の紐の痛みを 軽減した、シューレースシステム

・シューレース収納ポケット

・タンのねじれをおさえる最適化された一体型ライニング

・安定したワイドミッド&アウトソール

・快適なフィッティングと安定感のある4軸シャンク仕様

・アウトソールポイント6mmスタッド仕様

・カスタム用アクセサリーをラインナップ

■商品説明: 軽さが最大の特徴である「ダイナミックウルトラライト」は 足裏と路面の距離を短くした設計により着地時に路面情報を 瞬時に掴みパワーロスを抑えた走りが可能なウルトラライト& ハイスピードシューズ。 超軽量「6.0EVOソール」は摩耗に強くグリップ性能に優れ、 特に雪上や砂地などでもその性能を十分に発揮します。

重量は290gということで、手持ちのトレッキングシューズと比較して100g以上軽量です。

グリップも良好そうな感じです。

使用感など

前置きが長くなりましたが、ざっくり使用感を書いていきます。

山に適応したサポート感

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▲つま先部は見た目以上に頑丈

さすがトレイルランニングの専門というべきでしょうか。

登山中は、気を付けていても木や岩でつま先の外側あたりを擦ってしまいがちです。

間違いなくランニングシューズだったらメッシュ部分が破れてしまうような擦り方をしてもビクともしませんでした。

メッシュ部分も頑丈で、多少の水滴程度なら侵入を防いでくれていました。

安定のグリップ感

トレイルランニングのシューズがランニングシューズと大きく違う点は、靴そのものの頑強さもありますがグリップ感ではないでしょうか。

今回は急峻な地形もありましたが、登り下りともにしっかり働いてくれていました。

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▲かなり深い溝。さながら冬タイヤのよう。

謎のアタッチメントパーツも付属

下りでのショック吸収のためでしょうか。

かかと部分に仕込むと思われる、謎のアタッチメントも付属していました。

今回は使いませんでしたが、そのうち入れた状態で履いてみたいと思います。

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気になった点

気になった点というか、要再検証の点です。

今回は思いがけず往復8時間もかかってしまったため、軽量ならでは体力への恩恵が感じられませんでした。

4〜6時間くらいの山行で再検証して、疲労が軽減されていないのであれば逆にトレッキングシューズの靴底の厚さ・頑強さが足裏の負担軽減になっているといえます。

今回はサポート性能と軽量のちょうど良い塩梅を見つけることができませんでした。

総評

今回は要再検証事項もありましたが、総じてグリップ感は優秀でしたし障害物を超える際にも軽量であるメリットが遺憾なく発揮されていたと思います。

日帰り登山くらいの規模であれば、サポート不足を顕著に感じる場面はそんなに無いのでは?という印象です。

サッと行って帰ってくる分には、トレランシューズも良いと思います。

 

個人的には、今回の登山で感じたグリップ性能から冬の雪上トレーニングにもトレランシューズはいいかもしれない…と思ったり。

もしかするとトレランシューズなら、ぎりぎりスプリントトレーニングもいけるかもしれません。

冬に検証したいと思います。

 

 

 

今日はここまで。