【caution!】
本稿は私見が入った記事です。
どうも、森です。
長くなってしまったので、前回とパートを分けて書きました。
痙攣が起こった際の対処方法
以前の記事で既に「加温」「ストレッチ」については書きましたので、今回はそれ以外の方法をご紹介します。
薬の摂取
「芍薬甘草湯」は、芍薬(しゃくやく)と甘草(かんぞう)の 2つの生薬が協力してはたらき、筋肉の急激な緊張をゆるめ、痙攣に効果を発揮し、痛みをやわらげます。
服用後10分ほどで足のつりがおさまることが多いようです。ただし、長期服用はやめ、症状のひどいときだけ飲むようにします。
「芍薬甘草湯」には、「予防」という効能がありませんので、予防で服用することはおすすめできません。実際に痛みが起こってから服用するようにしてください。
薬剤については個々人の体質もありますので、万人にはお勧めできないとは思います。
芍薬甘草湯はドーピングの対象ではありませんので、痙攣に悩む選手は保険の1つとして持っておくのも良いかもしれません。
消炎鎮痛剤については「ジクロフェナクナトリウム」配合のものが評判のようです。直接的な商品名を言うのもナンですが、たぶんボルタレンですかね。
マッサージなど
モト資料が大変分かりやすいので、ほぼ丸写しみたくなってしまいました。
日本バウンドテニス協会様、大変申し訳ありません…。
「承山」のツボ
個人的にはこの「承山」が効いている感じがありました。
ナンでも腰痛にも効果があるのだとか。
アキレス腱から上に指をすべらせて、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)の盛り上がりが始まるところです。
アキレス腱と膝裏までの下腿のほぼ真ん中あたりにあり、ふくらはぎで左右に分かれる 2つの腓腹筋の間に位置しているので、比較的わかりやすい場所にあります。
(中略)
押し方は、まず両手を使い親指を「承山」に当ててください。残りの四指はスネの前側を包むようにして軽く支えます。
親指は左右の指を重ねても良いですし、親指を左右や上下に並べて広い箇所を押しても 良いです。押す方向としては、上方向、斜めに沈み込むイメージで押してください。
日本バウンドテニス協会「下肢痙攣の予防について」 より引用
「飛陽」 のツボ
この辺りは鍼治療でも刺された記憶があります。
「承山」から外側斜め下方向に指 1-2 本ほどずらしたところにあります。腓腹筋の奥深いところにあるヒラメ筋ですが、腓腹筋は下腿の上部にのみ位置しているので、この「飛陽」のツボはヒラメ筋に触れることができる場所でもあります。
ツボの探し方は、まずは「承山」を見つけ、斜め下(外側)に指をすべらせた場所にあるのが、「飛陽」です。
少し心地よい感覚があり、筋肉疲労時や歩き疲れた後などのマッサージにも向いています。
(中略)
軽く小さな円を描くようにクルクルと押しながらほぐすと腓腹筋の下側も一緒に刺激を与えてマッサージができるため効果的と言われています。
日本バウンドテニス協会「下肢痙攣の予防について」 より引用
「築賓」のツボ
「承山」から内側斜め下方向に指 1-2 本分ずらした部分にあります。
(中略)
押し方は、「飛陽」と同様に両手でふくらはぎを包むようにして、親指をツボにあててクルクルと優しく刺激してください。
「飛陽」の反対側にあるツボですが、ふくらはぎの内側にあるツボで、内側の筋肉は少し柔らかくなっているのでさらに軽い圧を心がけてください。
日本バウンドテニス協会「下肢痙攣の予防について」 より引用
その他
ツボについては何となく知っていましたが、これは初耳でした。
つった筋肉の一番ひどく痛む箇所と対象となる、反対側の足の同じ箇所に爪を立てて押すなど、刺激する方法も一定時間効果があるようです。
刺激を受けることで、両足の疲労度バランスがとれていると身体が錯覚し、交感神経と副交感神経のバランスが保たれ、痙攣が止まるからと言われています。
日本バウンドテニス協会「下肢痙攣の予防について」 より引用
まとめ
こうして見ると、下肢痙攣には筋腱の移行部を中心としたケアが有効なようです。
マッサージについては圧の調整は難しいですが、フォームローラーを使えば一人でも何とかイケそうです。下腿についてはボールタイプのものが刺さりそうですね。
ケアは重要ですが、1から10まで神経質になると大変疲れます。
色々やっていく中で、自分なりのケアの流れを見つけてみるのが良いと思います。
今回はここまで。