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道東・釧路市の新興ゲストハウス「ゲストハウス コケコッコー」について書く

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【caution!】

以前の探訪に基づいた記事です。

現在の状況と異なる場合があります。

どうも、森です。

ローカル地域ネタって、今のところ死ぬほどアクセスがないんですよね。

でも、一応ウチは陸上競技専門ブログではなくて雑記ブログですし、書きたい記事を書いてナンボではないかと。

前回ご紹介しました第一弾に続いて、今回は道東の新興ゲストハウスをご紹介したいと思います。

ホテルミリオンは宿泊場所を超越した何かなのでノーカンです)

釧路市概要

ゲストハウス コケコッコーは釧路市にあります。

この釧路市、平成の大合併で近隣の自治体を取り込んだ結果何だかよくわからない形状になっています。微妙に暗黒大陸化してきていますね。

ですから一口に「釧路」といっても「釧路市街地」とその他はずいぶん雰囲気も違いますし、さらに隣の「釧路町」は別の自治体ですし北海道民も良くわかっていません。

ちなみに釧路町の方が財政的には裕福という謎の力関係があります。役場の議場を見学させて頂いたことがありますがレッドカーペットで土禁でした。

試される大地・釧路

誤解を恐れず申し上げますが、北海道の中で釧路ほど評価の分かれるところはないでしょう。

良い所としては、魚介類をはじめ食べ物は圧倒的に美味しいです。自然も豊かで、観光客の多い富良野〜道北方面の長閑な風景とは違った良さがあります。

一方、霧が多く日照時間も短いなど、あまりに過酷な住環境や中心街の荒廃具合は一部では盛大にネタにされています。先月、人気ブロガーのかんそう氏が釧路の窮状を書いておられましたが、あれはネタであって半分ネタではないです。

まさに「試される大地、北海道」の中でもひときわ試される大地といえましょう。

ゲストハウス コケコッコーに行ってみよう 

このゲストハウス、所在地は確かに釧路市なのですが、どちらかというと旧阿寒町の市街部に属します。もともと釧路市と阿寒町とは別の自治体だったわけですから、釧路市の市街地とはかなりの距離があります。

▲「阿寒町行政センター」は旧阿寒町役場

コンビニも近く、周辺へのアクセスは良好です。

町おこしへの熱意が凄い

実は、釧路市は海に接続していることや町の規模を考えるとゲストハウスが圧倒的に少ないです。

そんな中でこのゲストハウス、何と女性3人をメインスタッフとして運営しています。webサイトを見ても、色々なイベントを開催したり地域との繋がりを大切にしている感じがします。いやはや凄い熱量です。

▲ゲストハウス コケコッコーwebサイト

ゲストハウス外観はこんな感じ

外観はこんな感じです。もと旅館だった建物を改装したのだとか。

2017年7月オープンとのことで、私がお邪魔したのは9月ですから出来て間もない時だったようです。

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駐車場も中々広いので、よほど混雑していない限りは大丈夫でしょう。

ちなみに開業の際の改装作業も自前でやっていたみたいです。すごすぎ。

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▲Instagramより、改装前リビング

内部はこんな感じ

「女性らしい」なんて言葉を公に言おうものなら「差別だ!」なーんて意見がブッ飛んでくる現代ですが、敢えて言います。男性の手だけでは、このように遊び心があって洒落た内装は難しいでしょう。

建物自体は古いんですが、それすらテイストとして昇華しています。良い雰囲気です。

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▲廊下。一部軋む。受付でも「軋みますので」と言われる

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▲共同キッチン

本当はリビングも綺麗だったんですが、撮り忘れてしまいました…。

 

部屋はこんな感じ

例によって大会前の宿泊でしたので、個室にしました。

うーん、良い雰囲気です。ホテルや旅館ではこうはいきませんので、こういった空気感はゲストハウスならではでしょう。

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▲レトロながらも清潔感のある部屋

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▲9月だけど朝晩は冷えます

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▲他にドミトリータイプの部屋もありました

外国人のお客さんも数名来られていたようです。観光拠点としても良い場所にあります。

「阿寒」を楽しもう

釧路市に直行するのも良いですが、折角ここまで来たので阿寒を楽しみましょう。車で5分弱のところに道の駅があります。 

この道の駅ですが、阿寒のシンボルともいえるタンチョウヅルにまつわる施設が隣接しており、そちらも見学することができます。

また「湿原の画家」佐々木 栄松 氏の作品を展示する「釧路湿原美術館」もこの敷地内です。氏の絵は雄大さの中にも独特の寂寥感を感じさせるものが多く、一見の価値があります。

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▲物販、温泉、レストラン複合施設

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▲24時間使えるトイレもあるので車泊のメッカでもある

道の駅ではお馴染みの物販も阿寒のものは実用的なものが多く、石鹸などは評判も上々のようです。

こちらのゲストハウスにお越しの際は、ぜひ「阿寒」も合わせて楽しんで行ってはどうでしょうか。

 

今回はここまで。