向かい風参考記録

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3月のトレーニング記録

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ぼちぼちSNSで記録会の報告がアップされる時期ですが、こちらのシーズンインは5月です。調子の波を掴みながら段階的にスピードを上げていきたいと思います。

これまでの経過

例年と異なる取り組みとして次の2点を継続しています。
(1)トレーニング頻度を週4回で回す
(2)1回のトレーニングあたりの総走行距離は約700mを上限とする

3月のトレーニング

トレーニング量・頻度とトレードオフにしてでも1回あたりのスピード的刺激を優先させていきたいと考えています。補強やウエイトも筋パワーを重視しファストな意識を高めたり、高重量少レップに移行していきます。

3月1日(火)

・jog 1km
・ドリル
・50m×5,120m×2
・補強5種目

土曜日の反動なのか、日曜日に年甲斐なくはしゃぎすぎたせいなのか身体が全く動かず。動きが詰まっており、スプリントの接地に向かうまでの「間」が確保できていません。ファストな意識は大事ですが「こうしたい」というイメージとの擦り合わせと乖離していくと積み上げになりません。

3月2日(水)

・jog 15min
・ドリル
・登坂(90m,60m,30m)×2set r=7m
・平地 90m×3
・100m wsp

昨日から引き続き、一歩目からもうズブい感じがします。思い切って金・土のボリュームを落として様子を見たいと思います。この時期に思うように調子が上がらないと、どうしても「シーズンに入っても走れないのでは」と良くない考えが頭を擡げてしまいます。とはいえ、直近に大きな大会が控えているわけではありません。現時点ではシビアというより、大きなフレーム感で調子の波を見ていきます。

3月3日(木)

・レスト

日常のストレス・疲労感が大きくなってきました。私の場合は目の複視症状が悪化するのが一つのバロメータです。思えば複視症状を抑えるプリズム眼鏡を作ったのも去年のこの時期なので、あまり相性が良くないのかもしれませんね。

3月4日(金)

・DL (120kg*5)5set No belt
・PD (22kg*20)3set
・GM (20kg*20)3set
・BP (
70kg*5)5set

予定通り強度・ボリュームを落としました。セット間もボーッとしてしまい、あまり良くない状態です。実際に力を入れてみるとすんなり挙がりはするので、筋系の疲労というよりは自律神経系・エネルギー供給系かなという気がしています。

3月5日(土)

・jog 30min
・体幹補強10種

ここから2日レストが入り、再び火曜日に走るメニューを入れて状態をチェックします。2月に短いディトレーニングを挟んだので、筋系のダメージだとか深刻な疲労ではないと思っています。ディトレーニングとファストなトレーニングを繰り返すと、短期的にはスピードが上がって良かったりします。ただ結局は冬期の貯金を早めに切り崩しているだけの状態なので、秋には走れなくなっていたりします。2017シーズンは初戦から脚が比較的動く感覚があり、11"05で入りましたがその後期待値ほど伸びていかず8月に10"85。脚の状態悪化もあって9月は11"2。PBの10"81を出した年は11"36でシーズン入り。もちろん痛みがある状態でトレーニングを強行しても悪化するだけで、事実ディトレーニングが最大公約数的な答えのシーンも多々あります。実際そのシチュエーションに入っているときはもう軌道修正が効かなくなっている、という例ですね。

3月6日(日)

・レスト

15年ぶりくらいに地元のデパートに行った後、外食で新規開拓してきました。馴染みのお店も良いものですが、新しい刺激を取り入れるのも大事ですね。商店も一時はゴーストタウン並みに衰退していましたが、新しいお店がチラホラ入っているようです。

3月7日(月)

・レスト

糖質とビタミンBを多めに摂って回復を促しています。また、抗ストレスとしてビタミンCとクレアチンの分量を少し増やしました。競技で収入を得たりYouTubeなどで配信業をしているわけでもないので、あまりこの辺りは神経質になってもコスパが悪いのかなという気もしています。

3月8日(火)

・jog 1km
・ドリル
・(120m,100m,80m)×2set r=15m
・補強5種目

アップの時点からあまり良い状態ではありませんでした。120mはスタート地点を間違えており、5m後ろから出てしまいました。1セット目の100mが最も動きがよく、11"3が出ていました。それでも冬期グセといいますか、動きをコンフォートの中で完結させようとする感じになっています。本来スプリントは無意識に近い運動であり、もっとリミットを切っていく感覚がなくてはいけません。全体的に冬期からシーズンに移行する時期特有の重だるさがありますので、より短い距離のダッシュで解凍が必要かもしれません。

3月9日(水)

・jog 15min
・ドリル
・登坂(90m,60m,30m)×3set r=7m
・補強

昨日よりも調子は上がっていました。もしかすると、レスト明け1発目に走れない身体になっているのかもしれません。シーズン中のレスト明けは技術系を増やして翌日にスピードを出した方が良いような気がしています。
今日は加速-維持の区間をはっきり区切りました。もともとチェンジの意識が薄く前傾も自然に解いていたのですが、近年はピッチの立ち上がりが早まる悪癖が出やすくなっていたためです。結果から言うとなかなかハマる感じがありました。何度か試みては失敗していた「形を作って落ちる」感覚も、加速した後の受動的な動きの区間にマッチしています。油断すると自分から地面をキャッチしに行ってしまうタイプなので、真下にしっかりプッシュするためには一瞬待たなくてはなりません。筋力が強いなら接地の瞬間にクッと身体を手繰り寄せて適正ポイントに入ることもできるでしょうが、そういうゴリ押しは今の自分に合っていないと思います。

3月10日(木)

・レスト

最近、内転筋とハムストリングのストレッチを継続しています。元々ウォーミングアップでやっていた分が流れ作業みたくなっていたためか、早くも可動域が広がった(というか、劣化していたものが元に戻った)感じがします。もしかすると、走りが詰まっていたのも可動域の劣化が一因なのかもしれません。

3月11日(金)

・BP 70kg*5,75kg*5,80kg*5,85kg*5,20kg*50
・JSQ (60kg*5)5set
・PD (22kg*20)3set
・GM (20kg*20)3set

いつもデッドリフトで使っているラックでアームカールをしているお兄さんがいたため、のんびりベンチプレスから開始。どうやら30kgほどの重量で立位のアームカールを数レップ→スマホをいじりながら何分か休憩し、BCAAをしこたま飲む…というサイクルを延々と繰り返していました。あれは最新のエビデンスに基づいたトレーニングか何かだったのでしょうか。おじさんトレーニーの感覚からすると、反動で高重量を扱って神経系に効かせたいなどの目的でなければダンベルカールの方がよほど良い気がしました。デッドリフトは諦めて退散しました。

3月12日(土)

・jog 15min
・ドリル
・下り坂(150m*2)r=5m
・体幹補強5種目

いつもの微下りポイントで走りました。水曜の登坂と同じく加速と維持を区切り、維持では形を作って落下することを意識。1本目が17"6。この冬にここで出た記録は17"5が最高でしたが、ゴール後に惰性で駆け抜ける距離が明らかに長くなっていました。地面を取りに行く癖が抑制されたことで接地が改善されたのか、中盤以降も脚が自然に出てくるようになりました。
2本目は少し前半に踏み込んで走り、16"9。後半ピッチが高まったところで少し力が入ってしまいましたが、空中分解を抑えて走れました。

3月13日(日)

・レスト

今使っているカメラ(Nikon Zfc)のレンズを新たに買ってしまおうか、正直迷っています。今使っているキットレンズの16-50mm f/3.5-6.3はムチャクチャ優秀なレンズなので今後も使い続けますが①テレ端でもf値3.5は出ず、手元のものを撮っても思ったほどボケない②以前お借りしたペンタックス機に付いていた40mm f/2.8が予想以上に良かった…などの理由から、Z 28mm f/2.8か40mm f/2に候補を絞っています。
今のところは28mmの方かなと考えています。40mmの方は立体、例えば人物を撮ると耳や髪にボケが入ってしまう感じがあります。もちろんそれが良いんだという考えもありますし、f値の設定を変えれば修正はできます。まぁ最後は被写体とロケーションなので何とも言えません。ちなみに、この記事のトビラ写真も14-150mm F4.0-5.6のレンズで撮影しています。

ご報告

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。1ヶ月以上も失踪してしまい、大変申し訳ありません。去る3月15、16日のトレーニングで左のアキレス腱周辺炎が悪化し、トレーニング縮小を余儀なくされました。誠に勝手ながら、4月までの内容はダイジェストでお届けしたいと思います。

トレーニングサイクル

週4日の頻度は変えず、5月までは次のサイクルで回しました。
(火)ウエイト(水)ジョグ・補強(金)ウエイト(土)スプリント
土曜のスプリントは、痛みがある場合には代替のトレーニングに置き換えて実施しています。

アキレス腱周辺炎の対策

以前から遠心性収縮のエクササイズ(アルフレッドソン・プロトコル)は実施しておりましたが、回数と頻度を増やしました。また、為末大学の動画で公開されていたものを基軸にストレッチを増やしました。特殊な種目はありませんが、下腿に加えてハムストリング・四頭筋・股関節外転・内転…と満遍なく色々な方向から伸ばしていく感じです。

結果からいえば筋の滑り、可動域が目に見えて改善しました。ストレッチは目に見える効果が出るまで2〜3ヶ月ほどかかるという説もありますが、私のように身体が硬い人は2週間くらいで効果が体感できると思います。以下、ストレッチを続けて感じた気づきです。
・左のハムストリング上部は筋疲労が溜まるとしこり状の拘縮が出る
・右のハムストリングの方が固く伸ばしにくい
・片脚立ちは左の方が安定性が悪い
・腿上げで引っ掛かりが出やすいのは右脚
・大転子周辺を覆っている筋群が硬い
・可動域は改善したが、走りに劇的な変化はない
・筋肉を分割して意識できるようになってきた

・ストレッチ継続でなぜか回旋系の可動域が改善
とにかく左脚支持・右脚引き付けの姿勢が良くありません。左アキレス腱はもとより、右脚付け根も去年の春に負傷している箇所ですから、全部が連鎖して今の状態になっているのでしょう。

栄養面では1日最低10gのコラーゲンペプチドを摂取しています。ひと昔前にコラーゲンの経口摂取は意味がないという研究結果が出ましたが、どうやらコラーゲンペプチドを然るべき条件下で摂取すると効果が見込めるのだとか。これ一本には頼れませんが、取り組みの一つということで。

その他

5月からは何とか通常更新のペースに戻したいと思います。どうぞ宜しくお願いします。