とにかくスケールが大きくて綺麗な景色が見たい、でも海や山に行くほどでもない。そんなときは農村地帯にぶらりと出かけてみてはいかがでしょうか。
今回は2019年にリニューアルオープンした「ナイタイテラス 」を訪ねてみました。
概要
1972年に完成した「ナイタイ高原牧場」は、約1700haの広さをもつ日本一広い公共牧場です。ナイタイ山の麓に位置し、“ナイタイ”はアイヌ語で奥深い沢を意味します。牧場内では町内外から預かった牛(約2,000頭)が放牧されています。
入口ゲートから標高800mまで駆け上がる約7kmの道は絶景のドライビングロードでありながら、牛たちがのんびりと草を食む牧歌的な光景も見られる十勝随一のスポットです。
公式サイト より引用
北海道内にはいわゆる「酪農地帯」がいくつも存在しますが、ナイタイ高原の所在地である上士幌町はそのひとつです。
市街地からのアクセスも比較的よく、夏でも冷涼な気候であることから観光客に人気のスポットです。
アクセス・営業時間など
営業時間:9:00〜17:00(牧場ゲートは7:00解放)
定休日:年中無休(4月下旬〜10月下旬営業)
入場料:無料
帯広空港からは車で1時間30分ほど。帯広市内で観光、食事を挟んでも余り回り道にならず、そのまま旭川方面や釧路方面に抜けていくにも良い位置にあります。
郊外地ながら舗装路で道幅も比較的広く、レンタカーでも安心してアクセスできると思います。
館内・周辺を散策してみる
▲新設しただけあって綺麗
2015年の強風で旧レストハウスが全壊。昔は軽食を売っているだけのイメージでしたが、建て替えただけあって洒落た感じになっています。
▲地元産の食品がズラリ
最近は農産物の加工品も洗練されたデザインのパッケージになってきており、思わず手にとってみたくなる商品が並んでいます。
▲生憎の天気ながら眺めは良し
周辺はテラス以外に何もありませんが、この「何もない」を楽しむのが良いんですよね。
フードメニューも充実
食事はフロア中央あたりの券売機で発券→受け取りといった流れですが、休日は中々の混雑具合なので少し分かりにくいかもしれません。
▲ソーシャルディスタンスとは何だったのか
価格は若干の観光地価格。単身やカップルであれば良いですが、ファミリーですとそれなりの出費になると思います。
▲けっこう強気の価格設定
軽減税率の関係で「イートイン」の方が高く設定されていますが「テイクアウト」で注文し、テラス席で食べても全く問題ありません。せっかく良い値段を払うわけですし、のんびり食べていきましょう。
▲価格は景色料コミと思えば…
良い景色×食事の付加価値
牧歌的で広大な風景に地元産の食材。昔はこういった観光資源がそれぞれ素のまま放ったらかしにされていましたが、上手く組み合わせてパッケージングすることで付加価値を生み出している感じがします。
こういった先進的な試みでのマネタイズが上手くいけば、今後は田舎の観光産業も活気付いていくような気がします。今後に期待です。
今回はここまで。