3年半ほど使っていた「Apple Watch series2」が最近フリーズしたりバッテリーの減りが早くなってきたので、このたび思い切ってseries5に買い換えてみました。
基本的に今までと使う機能は変わりませんが、今回はこちらを紹介したいと思います。
概要
初代が出たときには物議を醸した「Apple Watch」ですが、今ではフィットネスデバイスとして十分に実用レベルになっているといえます。1年ごとに新しいシリーズが出ていますが、基本的な機能は「3」まで大幅なアップデートを繰り返した後はマイナーチェンジといった感じです。
「5」は今まで手首を返さなくては出なかった時間表示が常時表示になったり、細やかな点がアップデートされています。
最も進化したApple Watchです。 常時表示Retinaディスプレイ、海外における 緊急通報機能、転倒検出機能まで搭載。 コンパスも内蔵しています。
カタログスペック
サイズ:40mm、44mm
重量:30-40g前後(モデルにより差あり)
感圧タッチ対応、常時表示Retinaディスプレイ、光学式心拍センサー、電気心拍センサー、 Digital Crown 内蔵コンパス、50メートル耐水性能、Ion-Xガラス(強化ガラス)、転倒検出(自動通報機能付き)
細かな機能について書き出せばキリがありませんが、どうも最近は心拍のトラッキングに注力しているようですね。また、ストレージ容量もseries3の倍の32GBにアップしました。高音質の音楽などを持ち運ぶにしても不便のないくらいになってきましたね。
外観
前回に引き続き「Nike+」モデルを購入。外観についてはさすがのApple製品、パッケージから何からワクワクする造りになっています。ビビットな色使いが得意なナイキとの相性も良いですね。
▲楽しそうな感じの外箱
表面についてはパッと見「2」とほぼ変わりません。むしろ、私のように以前のシリーズから買い替えた人にとって気になるのはサイズ感の方でしょう。
Apple Watchは「3」まで38mmと42mmでしたが「5」は40mmと44mmになりました。こうして並べてみると僅かに大きいですね。
▲左が2で右が5。僅かにサイズアップ
裏面は見た目からして完全に別物といった感じ。センサー類が高精度になっているというのも納得です。
▲左の「2」と比較してもよりハイテクな印象
▲上が2下が5。少し厚みが出たようにも見える
特徴・使用感など
まさに「快適」の一言です。
若干サイズアップしたことによる引っかかりなどは特に感じませんでした。
▲今回はターコイズ系のバンドを選択
セットアップで改めて感じたことですが、Apple製品全般は新しいデバイスを買ったときの「すぐに使ってみたい」というユーザーの気持ちを汲み取っているかのようです。煩雑なセットアップは必要とせず、速攻でペアリングが終了します。
▲申し訳程度の両面印刷1枚の説明書
ウォッチに表示される砂嵐のような画面をiPhoneのカメラで読み取れば、即ペアリング完了。「検知できませんでした」などといったトラブルもありません。
▲かくして身辺がアップル製品で埋め尽くされていく…
今のところは「ワークアウト」「ミュージック」と「AutoSleep」での睡眠トラッキングが主な用途ですが、処理速度が上がっているからか動作ひとつひとつが軽快そのものです。
「5」からは騒音のトラッキングもしてくれるようになっていますので、心拍数や活動量、睡眠といった健康データ集積の精度がより高まってくると思われます。
良い点・悪い点
トラッキングがより高精度に
前モデルよりスペックアップし、センサーもより高精度になっています。心拍などのトラッキング精度が上がれば疲労の度合いなども把握しやすくなってきますので、競技スポーツをする方にとってもより有用なデバイスになったと感じました。
iPhoneとの親和性
「時計」という面で見ればより質感の良いものがあるでしょうし、活動計として見たならGarmin製品の方が多機能で精度が高いといえます。しかし、Apple Watchの強みは何と言ってもiPhoneとの相性の良さです。集積したデータはiPhoneで確認しやすく表示できますし、ワイヤレス体重計で集積したデータと活動量を対照することも容易です。
反面、一つ一つの機能は世の中にもっと優れたデバイスがあるのも事実です。その辺りの感覚はiPhoneユーザーか否かでも変わってくると思います。
総評
バッテリーの持ちや役割といった観点から賛否がありましたが、遭難者が助かった事例や持病を事前に検知できたエピソードが出てきている辺り、社会に影響を及ぼすデバイスになってきているのを感じます。
初めてApple Watchの購入を検討されている方は廉価な「3」もお勧めです。一通りの必要な機能も備わっており、スペックも機能を活用するに必要十分といえます。コスパ重視ならこちらの方が良いかもしれません。
今回はここまで。