大会の再開について、少なくとも7月からとなる見通しです。前例のない状況ですが、スピードを出せるトレーニングを軸にサイクルを組んでいくことになると思われます。
これまでの経過
4月はトレーニング頻度・量・強度ともに落ち込んでしまいました。現状トレーニング手段が限られた状況ですので、慢性疲労やマンネリ化を防ぐために用具を少し買い足しながらバリエーションを出し、今まで棚上げしていた動きの感覚・柔軟性に重きを置こうと思います。
5月のトレーニング
競技場・ジム共に閉鎖しているため、芝生やアスファルトでのトレーニングが中心になります。アスファルトの登坂は足首・アキレス腱への負担がかかりますので連続して入れないように注意したいと思います。
練習内容
5月1日(金)
・レスト
5月2日(土)
・レスト
2連続レスト。さすがにゴールデンウィークは丸々休みになると思っていたので、途中での出勤がほぼ確定しているこの状況はさすがに堪えます。
5月3日(日)
・芝スレッド走30m×7
・登坂60m×5
身体の剛性みたいな部分が弱っていて、接地の度に力をロスしているのを感じます。これについては上手く対処できないので、ついムキになって力でゴリ押ししがちです。先月までは1歩目からそれなりに良いポジションに入れていたものが上手くいっていないのが原因かと思います。
このテの問題を技術で解決しようとすると泥沼化しますし、幸い(?)にも少なくともあと2ヶ月は試合がありませんので、身体のベースと感覚を研ぎつつ柔軟性や今まで先送りしていた身体の動かし方に取り組んでいくことにします。
5月4日(月)
・マーク走 5足長×2、6足長×5、7足長×2
・芝坂下り走 80m×1
昨日は動きが酷すぎてヤバいなといった感じでしたが、股関節周りがちゃんと筋肉痛になっていて安心しました。反面、上半身はほとんど筋肉痛になっていません。世の中には「走るための筋肉は走って付ける」派もいますが、最低でも上半身は走る以外の方法で積極的に鍛えるべきでしょう。
マークは5足で強制的にピッチを超速化する神経トレーニング、7足でちょうど良いリズム感になってくると感じました。私は「タンタンタン…」というより「タタタタ…」という体内リズムで脚を回す癖があって7足が微妙にキツいです。キチンとカカトから入って爪先から抜けるような意識を持てれば7足がスムーズに行くようになるでしょうし、そうなればピッチとストライドのバランスも自ずと良くなると思います。時間はあるのでフィジカル強化と並行してジックリ矯正したいです。
5月5日(火)
・レスト
ここに来て謎の頭痛と発熱。このご時世に発熱はドキッとしましたが、咳も息苦しさもなく1日で治ったので安心しました。耳が痛かったので雑菌が入ったのかもしれません。
5月6日(水)
・レスト
引き続き体調が回復しないので静養。部屋の掃除をしました。だいぶ不用品・衣類を捨てましたが、そのために色々引っ張り出したのでかえって散らかりました。
5月7日(木)
・自転車1時間
・登坂60m×7
・120m×3
5月8日(金)
・レスト
5月9日(土)
・芝坂下り80m×10
5月10日(日)
・90m×5
爪先から抜ける意識が難しいです。足裏にくっついた粘着テープを一気に剥がすような意識で行くとたまに綺麗に抜けます。ジョグからちょくちょく意識が必要でしょうか。
5月11日(月)
・レスト
再び睡眠記録を取り始めました。私自身、人よりやや睡眠時間を要するタイプで朝方までドンチャン騒ぎした翌日は1日中死んでいます。泊まりで早朝から温泉行けるタイプとは根本的なバイオリズムみたいなものが違うんだと思います。
自覚している至適範囲は7-9時間ですが、恐らくコスパの良い時間帯というか合わせ方があると思いますので、その辺りを探っていきたいと思います。
5月12日(火)
・マーク走70m×7(5足長×15)
・メディシン投げ(直上)10×5 r=1m
5足長でのマーク走。かなり歩幅が狭まったなかで1歩を成り立たせないといけないので、神経が活性化する気がします。力みなく、主観的に余裕をもって捌けるようになればかなり走りに余裕が出てくると思います。
メディシン投げは、足・膝を外に向ける(スクワットのようなポジションをとる)と殿筋・背筋を意識しやすい気がしました。今まで何で気がつかなかったんでしょう。
5月13日(水)
・120m×4(無計測-13"3-13"8-13"6)r=7m
できるだけ平坦な条件で計測したかったので自転車で30分くらいウロウロして場所を選定。ウォーキングメジャーで距離を測ってやってみました。風が強くて立てかけたウォーキングメジャーや自転車が何度も倒れてイライラしましたが、追い風になる方向に走れたのは好材料でした。
結果からいうと無欲で行った2本目(計測1本目)が力感・内容ともに良かったかなと思います。ゴールした後も20m以上勢い余ってオーバーランしました。3本目以降は寒さと疲労で身体が動かず。それでも最低限なんとか…といった感じです。
5月14日(木)
・レスト
内転筋、臀筋に筋肉痛が来ています。良い走りができているときは真下に接地できている→エキセントリック収縮で引き付け動作ができるので、引き付けている意識なく鋭く引き付けられている→脚を引きつける側に筋肉痛が出る…みたいな事が多いので、良い兆候だと思います。
反面、ピッチアップする段階でハムストリングの膝裏に近い部分が張っているように感じることがあります。ここは慢性化すると膝の側面や腰、アキレス腱にしわ寄せが来るので、しっかり湯船に浸かったりローラーをかけたり、早めに眠るなどケアに努めたいと思います。
5月15日(金)
・ホッピング(5足長)10ステップ両脚5、片脚5ずつ
・60m×2
アスファルトでのダッシュを控えているからか、今のところアキレス腱痛が出ていません。出ていないのを良いことに、バネ系のトレーニングを入れることに。芝生でのホッピングは距離を狭めに設定することで、真下に圧を加えることに専念する狙いがありました。あまりに下手なので狙いもクソもありませんでしたが、体幹下部にスイッチが入る感じがありました。
ショートダッシュは身体が重い感じです。どうにもピッチが上がる瞬間に手足が遠くに行ってしまいそうになり、抑えつけるために力みが生じてしまいます。
5月16日(土)
・マーク走5足長10ステップ×5
・SD確認×3
チームメイトの情報提供でトレーニング場所を発掘できたので、1ヶ月ぶりにスパイクを履くことができました。スタートは本数を重ねていじり過ぎると悪化する傾向にあるので、最低限の意識確認と1箇所修正。動きのセンスはないタイプなので、こればかりは地道にやっていくしかないと思います。
5月17日(日)
・レスト
やや遠方ですがスパイクを履ける環境が見つかったので、土曜日をその日に充てるとしてサイクルを組んでいくのが良いでしょうか。大会再開時期も不透明な以上、ドーンと疲労困憊まで追い込んでヤマを作る意味が薄いので、1回あたりのトレーニング時間は1時間〜1時間半くらいに設定し、刺激を入れつつ身体の使える箇所を少しでも増やしていこうと思います。
5月18日(月)
・マーク走70m×5(5足長×20)
・60m×3
今の部署に元からいた同僚が何だかんだ要領良く年休を消化しています。私はまだ今の部署が2ヶ月目なのでサイクルや勝手が分からず中々取れない状況です。神経疲労が出てきているので、無理にでも年休日を設定してしまった方が良いのでしょうか。
トレーニングの方はといいますと、さすがに20ステップはやり過ぎでした。全体的に筋肉痛も取れておらず、最後はどうしても空中分解。火曜は軽めに補強メインで入り、水曜は実験的にロング系を入れようと思います。さすがに素の状態でロングに対応は無理だと思いますので、ゆるい下り坂で受動的にタイミングを取っていく類のトレーニングになると思います。
5月19日(火)
・補強20種目
大して根を詰めず筋肉に刺激を入れる程度に。最初にプランクを入れて予備負荷をかけてから体幹トレーニングをすると体感的に良いです。体幹なだけに。
後はバランスボールを使ったスクワットも効果がありそうな感じです。トレーニング後はフォームローラーで主要部位をチェック。2年前は10秒台連発しながらも大腿筋膜張筋がなぜか常に張っていてアキレス腱痛も発症してしまったので、できるだけルーティン的にケアはしていきたいと思います。最近は股関節周りの負荷を分散できているのか大腿筋膜張筋はマシなんですが、前脛骨筋(すねの外側)がガチガチです。本当は鍼を上部あたりに打てれば一気に良くなるんでしょうが、まずは自分にできる範囲から。
5月20日(水)
・150m×5 r=walk
パッと時短で。ゆるい下り坂でひたすら受動的にタイミングを取る狙いがありましたが、ついピッチを出そうとしてしまったり、自分でスピードを上げる必要がない分、余計な動きや意識を入れてしまいがちでした。
きつめの下りで短いダッシュはスピードへの順化や神経系、ゆるい下りは意識の引き算のトレーニングとして良さそうな気がします。今日は少し掴みかけで終わってしまったので、近いうちにもう一回やってみたいと思います。
5月21日(木)
・レスト
最近、部屋の掃除で出てきた貰い物の入浴剤を使っています。体感的に炭酸が出るヤツは何か効いてそうな気がしますがどうなんでしょうか。そろそろ発掘した分も無くなるので自分で買うか…と思いながらブログを開くとアクセス数がおかしな事になってて心臓止まりました。
どこかから被リンクがあったわけではなさそうです。おっさんなのでこういうの見ると「田代砲かな?」と思ってしまいますが、今の若い世代は田代砲とか知らないんだろうなぁ。
5月22日(金)
・補強10種目
全身の疲労と筋肉痛が酷かったので、サッと補強だけやって終わりです。ショートダッシュは週1.5回くらいになるよう調整した方が良いのかもしれません。ショート系、ミドル(ロング)系、バネ系、筋力系をそれぞれメインにするだけで4日は埋まりますし、ドリルをやりこむ日(動きの矯正を集中的にやる日)を設けてバリエーションに変化をつけることもできます。
5月23日(土)
・マーク走5足長10個×5
・スタート調整×7
・100m×2(12"0-11"2)r=10m
・フレキハードルジャンプ5×5
ジョグの時点で「今日は調子が悪いな」と思いました。何せ足首が潰れてて滞空時間が短い、内転筋が張ってて脚が戻ってこない。ピッチアップすると上体が前のめりになる悪癖が出ていました。
100mは1本目に12秒もかかってしまいヤバいと思い、2本目は大幅に修正。とにかく真っ直ぐにした上体(トルソー)を荷物運びの要領でゴールまで運ぶイメージに切り替えました。自分から力を入れるというより、動きの中でブレや捻れが出そうになる部分にトントンとタイミングをとって、その振り戻しが推進力になる感じです。70m以降はガス欠して空中分解しましたが、もう少し気温が上がってくるとタイムも出てくると思います。
5月24日(日)
・レスト
洗剤などを買い出しに。やはり睡眠をトラッキングしてから、少しずつ体調が回復しています。週末に夕方まで寝込むこともなくなりました。その後PCとiPhoneのデータを少し整理。iPhoneの方はまだかかりそうです。意外と無駄なデータがあります。
久々にグーグルアドセンスの通知を覗いてみましたが、あんまり収益が減ると「自動化。カスタマイズ。収益アップ」などと単語だけで指示してくるようになります。お怒りのようです。
ちなみに自動広告、はてな側のテーマによるんでしょうがあまり相性は良くない気がします。前に設置した時はよく分からない場所にポコポコ広告が発生して見栄えが無茶苦茶悪くなりました。今はそういうのも改善されつつあるのでしょうか。
5月25日(月)
・補強20種目(各種50)
各種50で1,000回。1,000回というと結構やったように見えますが、さほど強度の高くない種目ですので、繋ぎレベルのトレーニングです。それでも腹筋群が弱りすぎていてすぐにバーン感がきます。
スポーツパフォーマンスを決定づける要因の話で「ドベネックの桶(樽)」というものがあります。このような板の一番低いところから水が流れていく=パフォーマンスはそこで決まる…という理論です。
今の自分は間違いなく体幹(前面と腹斜筋あたり)から水がドバドバ流れていると思います。こればかりは愚直に積み上げていくしかないですね。
5月26日(火)
・ボックスジャンプ10×5
・補強10種目(各種50)
神経系の疲労なのか、身体が全く弾まないです。緊急事態宣言解除に伴って大会のスケジュールも出てくると思いますので、それが出しだい一回休憩しようと思います。どの道今シーズンは試合がかなり絞られてくると思いますので、試合で走りのチェックというよりは疲労をガッツリ抜いて1回1回走る形を考えています。
5月27日(水)
・レスト
5月28日(木)
・SD確認
・芝坂下り80m×5
例の給付金10万円の約半分が自動車税へと消えたわけですが、もう半分を費やしたスターティングブロックが届きました。これで競技場が専用使用で使えない日もいらいらせずに済みます。
冬は使えないのがネックですが、買った以上は活用法を考えてやりたいと思います。
5月29日(金)
・SD確認
・120m(計測ミス)
久々の競技場でのトレーニング。足首の潰れ感があり、筋肉の状態も良くなかったとはいえ走りがあまりに酷いです。120mはウォッチの計測ミスでタイムは分かりませんが、フォームが軽くグロ動画でした。押せていないし前にも引き戻せず小さい動きです。
5月30日(土)
・レスト
思った以上に状態が悪いのでレスト。
5月31日(日)
・SD確認
・100m(11"1)
金曜のやり直しのつもりで。やはりスタートは4月と比べて根本的にタイミングや動きがズレています。明らかに身体も弱っていますし、イメージ作りも甘いです。
幸いにも6月からウエイトトレーニングのできる施設が再開しますので、ウエイトを軸として力感を調整したいと思います。
総括
トレーニング記録を見返しても4/15のウエイトを最後に施設が閉鎖されてしまい、1ヶ月半全くウエイトをしていませんでしたので、まさに空気の抜けたボールのようになってしまいました。冬の間に走りのイメージも大きく変えましたが、身体が弱って走りが崩れています。
週1-2はウエイトを入れつつ、補強+ジャンプ系、ダッシュ系を組み立てていこうと思います。スタートの動きはやり込みで直すというより自然に治るのを待ちます。