年度末のこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか。新年度から進学や就職で環境がガラッと変わる方も多いかもしれません。
特に社会人の場合は競技を継続するにせよ、恵まれた環境でなければ基本は一人でのトレーニングになります。これまで部の備品として当たり前のように使っていたものも、自前で調達しなければならないケースも出てくるでしょう。
今回は私が使っているトレーニング用品で有用なものをいくつかご紹介したいと思います。
トレーニング用品の考え方
「自分に何が必要か」を明確にし、優先順位をつけて揃えていくに尽きます。
費用対効果の面から見れば、基本的には「使用頻度が高い」「耐久年数が長い」ものを優先して揃えていくのが良いでしょう。
ストップウォッチ
以前は「練習で出したタイムなど無意味」くらいに思っていましたが、その時の調子や感覚とタイムを照らし合わせることでトレーニングの強度設定や進捗の確認を行うことができます。
腕時計のストップウォッチ機能を使っても良いのですが、ボタンを押し損じたりタイミングがズレたりするので私はセイコーのものを使っています。
▲もう10年以上使っている
ストップウォッチ自体は100均でも売っていますが、レスポンスが悪かったり、繰り返し使っているとボタンが陥没したりします。一見すると値が張りますが、長期的に見ればスポーツ用のものをお勧めします。
万一使わなくなっても寄贈すれば喜ばれる、腐らないグッズでもあります。
ウォーキングメジャー
坂道や公園の芝生、砂浜でのダッシュのお供にしています。また、ジャンプや投擲距離を測定することもできます。
私は自立式のものを使っているので、距離を測ったらゴール地点に立てておいて目標にしています。
▲これであらゆる距離を測っている
これもそう買い換える機会があるものではないので、納得できるものを揃えた方が良いでしょう。値段はまちまちですが、2〜3,000円台くらいのは値段なりの感じで悪く言えばオモチャ感があります。
メディシンボール
前や真上や後ろにブン投げたり、捻り系の体幹トレーニングやレッグランジの加重など多岐にわたって活躍してくれます。
個人的には4kgは重く感じられて手投げっぽくなってしまうので3kgを愛用しています。
▲公園や砂浜で投げ込むのがオススメ
素材や使用頻度などによっては短期間で劣化して割れてしまうようです。ゴムなので夏場の車内に置きっぱなしにする等は良くなさそうです。
パワーベルト
ウエイトトレーニング用のベルトです。腹圧を高めるサポート効果があり、腰回りの障害を防止してくれます。
「ベルトを使わないことで体幹を鍛える」派閥も存在しますが、少なくとも私は自体重以上の重りを扱うならベルトを使った方が良いと思っています。なぜか最近、周りではSBD製のを使っているスプリンターが増えててビックリします。自宅に石油でも湧いているんでしょうか。
バランスボール
無いなら無いでどうとでもなる、あったら便利。そんなトレーニンググッズの筆頭。体幹トレーニングのイメージが強いですが、片脚スクワットやヒップリフト系のメニューも多数。体の前面、側面、後面にじっくり負荷をかけることができます。
メニューの引き出しさえあれば、体力の続く限り何種目でもローテできるでしょう。探せばざっと100種類はバリエーションが見つかると思いますので、単調になりがちなリハビリのお伴にも。
スレッド(そり)
押したり引いたりすることで、主に加速段階でのグイグイとしたプッシュ感覚を養成できます。万人向けのトレーニンググッズではありませんが、私のようにスタートが苦手で「こう動こう」と思っても上手く調整できない選手にはハマるかもしれません。
▲ハーネスを付けて引く時はこのように引っ掛ける
値段もそれなりに高価で使用シーンも限られますので、全体的な優先順位は高くないかなと思っています。
その他
トレーニング用マーカーやマイスタブロは持っている人も多いんですが、私は競技場備え付けのもので今のところ対応しています。
掲載し忘れに気がついたり、新しく道具を買ったら追記していきます。
今回はここまで。