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半世紀の歴史に幕…帯広の名物店「聚楽(じゅらく)」が年内に閉店

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飲食店の激戦区、北海道帯広市。

ここで約半世紀に渡り地元民に愛された名店「聚楽」が閉店することとなりました。

今回は久々の探訪です。 

概要 

聚楽は1968(昭和43)年創業。札幌の中華料理店で働いていた尼野 凱輝 氏が、妻の喜久江 氏の親族から独立の誘いを受けたことをきっかけに夫婦で帯広市に店を構えることになったそうです。

中華の定番メニューを軸としたメニューをはじめ、名物「ぶためん」などのラーメンが親しまれています。

創業以来ご夫婦で営業されてたようで、この度は体力的な面から閉店を決めたそうです。

アクセス・営業時間など

営業時間:19:00~23:30

定休日:木曜・日曜

帯広駅から徒歩約900m。いわゆる飲み屋街に立地しています。

店舗駐車場こそありませんが、周辺にはコインパーキングがあります。帯広空港からも車で30分ほどの距離なので、出張や旅行のついでにアクセスできます。

お店はこんな感じ

外観・店内

お店はビルの地下1階にあります。

ビル前にも店の立看板がありますが、階段を下ると「帯広新名物ぶためん」の看板が目にとまります。

っていうか半世紀も営業してて最後まで「新名物」ってスゴいですね。

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▲ここの店名表記は平仮名
さすがに店内は年季が入っており、カウンター8席に小上がりが3卓。

撮影を忘れてしまいましたが、かなり旧式のレジが現役で稼働しています。最初置き物かと思いました。

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▲ちょうど柱の向こうにレジがある

料理

メニューは中華料理を軸とした感じです。

そういえば、昔ながらのラーメン店って下積みが中華料理屋の人が多いですよね。

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▲現在、餃子の持ち帰りメニューはやっていない

ちなみに餃子はテイクアウトの注文は受け付けていませんが、食べ切れなかった分は持ち帰り可です。

最後ということで、ぶためんと肉チャーハン、餃子を注文。ぶためんは見た目こそあんかけっぽいですが、食べてみると案外デロデロしていません。

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▲「カレー風味」というだけあって「カレー味」ではない気がする

写真ではあまり伝わりませんが、餃子は皮が厚手でサイズも大きいです。

複数人で行ったので3人前を注文しましたが、結局食べ切れず持ち帰りということに。

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▲非常に美味しいけれどボリューミー

今後は思い出の中に

閉店の噂が広がっているのか、19時の開店を待たずして店の前には列ができていました。

今後は後継店などの予定はないそうな。今後高齢化が更に進行して、各地でこういう店が増えていくのでしょうか。ちょっと寂しい気もしますね。

常連客からは「地元の味がなくなるのは寂しい」と残念がる声が聞かれる。

「味を引き継ぎたい」との申し出も数件あるが、喜久江さんは「主人の味はお客さんの思い出の中で十分」と話す。

閉店後について尼野さんは「夫婦でゆっくりと過ごしたい」と話している。

十勝毎日新聞 より引用

 

今回はここまで。