自分のwebサイトやブログを改善したいけれど、どこから手を付けたら良いか分からない。
そんなときは、改善点を客観的に炙り出してくれるweb分析ツールが役に立ちます。
今回はその一つ「nibbler」を使ってみました。
概要
webサイトやブログの改善といっても、全てにチェックを入れて手を加えることは現実的ではありません。他サイトとの比較や客観的なスコア化によって優先順位をつけ、それらに着手するのが効率的でしょう。
「nibbler」はアクセシビリティやソーシャルメディアへの対応状況などをスコア化するツールです。
英語表示で日本語サイトの判定は少し粗いようですが、客観的なスコアが見られるというのは中々面白いです。
このブログの分析結果は!?
nibblerの使い方はシンプルで、入力欄にURLを入力するだけ。
1分ほどで分析結果が出てきます。
ちなみに詳細機能は有料だそうで、無料版は5ページ分の結果が出てきます。また、無料版は使用回数も制限があるので注意。
2019年11月現在のスコアは次のとおり。
「Overall(全体)」のスコアは7.6。この数値だけで良し悪しは判断できませんが、日本陸連のサイトを試しに分析にかけてみると8.3でした。
大体のサイトは7点台、何かの公式サイトだと8点台、構成が優秀なサイトが9点台といった感じでしょうか。
以下、個別項目を見ていきます。
Accessibility…9.1
サイトの使いやすさです。項目ごとのスコアにも内訳があります。
「Mobile(モバイル対応)」などははてなブログに備わっている機能ですので、当然10点。「Internal Links(内部リンク)」の点数が低いということで、どこかリンク切れや処理が甘いところがあるのでしょう。
Experience …7.3
全体のスコアが低いです。
「Popularity」0点ですが、これはアレクサランキングなるものを基にしているとのことです。小規模サイトは軒並み0点っぽいです。
「Printability」は印刷用CSSの設定が関係しているとのこと。こんなブログ印刷してどうするんだって感じですので、ここは今後も設定しないんじゃないですかね。
改善できそうな項目といえば「Amount of content(コンテンツ量)」でしょうか。絶対量でいうとまだまだ少ないので、ここはコツコツ改善したいですね。
Marketing …4.1
これも低めですね。
全く注力していないので、SNS系の数値は軒並み低いですね。
外部からの被リンクの数値も低いです。逆にどっからのリンクなんでしょう。
「Internal Links(内部リンク)」は先ほどの項目でも出てきましたので、ココを改善すると全体の数値が良くなるのかもしれません。
Technology…8.4
全体ではまずまずの数値です。
「Server behavior(サーバ挙動)」は自分では割とどうしようもないですね。
強いサーバに引っ越してワードプレス運営に切り替えたら10点まで行くんでしょうか。
改善点のピックアップも
全体の結果やスコアのほかに、優先度の高い改善点についても指摘があります。
このブログについては以下3点の指摘がありました。
・コンテンツがSNSなどで共有されるように
・リンク先を説明するアンカーテキストを追加する
・被リンク数を増やす(セコい方法で増やすのは逆効果)
改善できそうなページについてはURLがピックアップされています。
まとめ
分析ツールはあくまで参考で、このスコアが全てではありません。
しかし、アクセスが集まるサイトやブログは、これらの数値をある程度の水準でクリアしていると思われます。
ガワばかり綺麗で内容が粗末では本末転倒ですが、ときにはこうしたツールで客観的にガワを整えるのも大切なことではないでしょうか。
今回はここまで。