今週のお題は「住みたい街、住みたかった街」です。
今まで色々な街を見てきたつもりですが、やはり観光と「住みたい」は別物。
今回は個人的住みたい街ランキング1位の「せたな町」について書きます。
概要
せたな町は、北海道檜山総合振興局の久遠郡に位置する人口8,000人弱の町です。
「久遠」はここでは「くおん」ではなく「くどう」「くどお」と読みます。
したがって、仏教用語の「久遠」は「久遠郡」とは無関係であり「永遠、遠い昔」といった意味はありません。
しかし、実に風光明媚でゆったりした時間が流れており、まさに「久遠」の名を冠するに相応しい町だと思います。
アクセス
正直、北海道民でも「あの辺りって何があるの?」という場所にあります。
見てのとおり、アクセスはお世辞にも良いとはいえません。車ですと、札幌からノンストップで4時間くらいかかります。高速道路もなく、鉄道駅もありません。
札幌からの都市間バスもありましたが、2018年度をもって休止となりました。
これで実質、公共交通によるアクセス方法が殆どなくなりました。
逆にいうと、このアクセスの悪さによって独特のゆったりした時間が流れているともいえます。
せたな町の魅力
なんといっても景観の良さが第一の魅力です。沿道には海産物の直販所などもあり、食も充実しています。
観光スポットとしては「太田山神社」「うぐい沼」が比較的有名ですが、町全体がもはや景観スポットのような感じです。
アレコレ見て回るより、複数泊してプラプラ周辺を散歩するというのがオススメの楽しみ方です。
▲バイクツーリングの人が多い印象
水深が比較的浅いからか、透明度の高い鮮やかなブルーの海が見られます。天気が良いと波も殆どありません。
日没どきには、海が空を映す鏡のようになります。
▲安物のデジカメで適当に撮ってこんな感じ
「食」「景観」の良い町は全国にも数多くあると思いますが、殆どが観光地化し混雑しています。
せたなの良い所は、これらを高いレベルで満たしつつ「適度に閑散としている」ところだと思います。
あと、マスコット「セターナちゃん」も適度に野暮ったくて好きです。
▲「いやなことは、水に流そう 海は広いよ」は格言
まとめ
拙い文章・写真で魅力を十分に発信できたとは言い難いですが、本当に良い街です。
現実的に移住となるとハードルが高いでしょうが「何もしない」をここまで満喫できる街はそうありません。
「景勝地は人混みでウンザリ」という方には観光地としてもオススメです。
今回はここまで。
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