どうも、森です。
本日は人様のブログを勝手にご紹介させていただくという記事です…^^;
はじめに
最近、twitterのTLでも河森氏のツイートがよく流れてくるので、スポーツをされている方は河森 氏を既にご存知かもしれません。
河森 氏のブログ「S&Cつれづれ」からプロフィールを引用させていただきます。
1979年 神奈川生まれ、埼玉育ち。アメリカとオーストラリアの大学院に留学して博士号を取得したストレングス&コンディショニングコーチ(トレーニング指導者)です。
ストレングス&コンディショニングということで、現場でトレーニングに関する指導をされている一方、博士号を持つゴリゴリの研究者。研究にも実践にも通じていらっしゃいます。
んでもって、ブログの情報が質・量ともに凄い。トレーニングに関する有益な情報がコンスタントに更新されており、かなりの記事数です。正直、ここまで無料で公開されていることを有り難く思います。
私自身、以前からtwitterの本アカウントの方では勝手に支持させていただいていました。
河森さんの本、予約し忘れたけど買いに行こうと思います。田舎だから取り寄せになるかな
— 森の人 (@now_forest) 2018年2月20日
ブログの方も「おぉ、無料でここまで公開してるのか…」って感じです。変なアフィも無いですし、陸上競技系の記事も結構ありますhttps://t.co/dDIQ0LCnHr
意外と早く入荷した pic.twitter.com/pkGOS19j5x
— 森の人 (@now_forest) 2018年2月27日
著書も大変勉強になりました。これはまたの機会にご紹介させていただきます…。
「トレーニング」と「練習」を分けるという考え方
河森 氏が繰り返し主張されているもので特徴的に感じるのが「トレーニング」と「練習」を分けるという考え方です。
ここでいう「トレーニング」とは、主に身体のベースとなる部分の強化であり「練習」とは、そのスポーツ特有のスキル・動作の強化を指します。
スポーツの現場では、この2つはしばしば境界が曖昧になったり混同されたりします。
例えばスプリンターのウエイトトレーニングで「ウエイトトレーニングも競技の動作に近づけた方が良い」ということで、このようなトレーニング風景を見たことがありませんか?
こういったトレーニングに対して河森 氏は懐疑的なスタンスです。いわゆる「何となく効果がありそうなファンクショナル・トレーニング」に対しても否定的です。
普通のスナッチと比べたら出力が圧倒的に小さいし、出力の方向も実際に走っている時の出力の方向とはあきらかに異なります。
爆発的パワーの向上という観点で考えると効果は低そうだし、スプリントの動作に特異的でもないという、中途半端なシロモノにしか見えないんです。
だったら、ウエイトトレーニングにおいては、大きな力やパワーを発揮して負荷をかけやすい通常のスナッチを実施して出力の向上を図っておいて(そっちのほうが安全だし)、それをスプリント動作でうまく使えるようにするためには、スプリントの練習を別にやるほうが、はるかに効果的だと思うんです。
#418 Frans Bosch氏の影響を受けたスプリント動作に特化したストレングストレーニングがなんとも・・・ | S&Cつれづれ より引用
また、長距離選手などが「何となく」ウエイトを低負荷・高回数で実施することに対しても懐疑的なスタンスをとっています。
河森 氏の「トレーニング」「練習」に関する考え方などは下記記事などでも書かれています。
確かに「競技特有の動作」は競技練習で行い、ストレングスの面を「トレーニング」で強化した方が、何がパフォーマンスのネックになっているのかの洗い出しもできそうです。
スプリンター向け(?)の記事もあります
とにかく記事数が豊富ですので、スプリンターが読んでもかなり読み応えのある記事が多くあります。
いくつかお勧めの記事をピックアップさせていただきます。
まとめ
今までは研究の人は研究施設で研究、現場の人は専門学校などを経て現場へ…というような流れがあったと思います。河森 氏のような方が出てくると隔世の感といいますか、時代の移り変わりを感じます。
情報が多く出回る時代です。競技者も、今後はもっと情報を取捨選択する能力が問われてくるのかもしれませんね。
今回はここまで。