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ランニングシューズの寿命がきたら、処分前にソールの減りをチェックすべき

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どうも、森です。

相変わらずスロー更新で申し訳ありません。

本日ランニングシューズを買い替えましたので、今回はランニングシューズの話です。

今回のランニングシューズ概要

今回寿命を迎えたシューズは、アディダスのアディゼロジャパンブースト3です。

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▲シューズそのもののレビューは別個記事化することにします

アディダスのランニングシューズの中でも人気のシリーズです。一方で足型の合わない人が履いた場合、容赦なく小指側から破れていくことが特徴です。

このシリーズは何足か履き潰しましたが、アッパーの破損は一切ありません。我ながら良い使い方をしたと思います。

 

寿命としては、今年6月に購入したものですから、だいたい6ヶ月くらいです。

長距離選手は当然走行距離も長くなりますので、もっと寿命は短いはずです。特にこのシリーズは耐久性がないようですので。

なぜソールの減りを確認するべきなのか

それなりの期間使用したランニングシューズは、アウトソールが磨耗します。

人間が使用している以上、必ず磨耗には偏りが生じます。確かに、磨耗そのものは使用状況や素材によって一概に言えないところではあります。

しかし、脚長などの体型的な要素、筋力差や接地のクセなどが出でくるのは間違いありません。

 

走りの傾向や偏りなどが事前に分かっていれば、トレーニング内容に活用したり、発生しやすい故障についても把握できる可能性があります。また、次のシューズ選びの参考にもなり得ます。

私の場合、日頃感じているフォームの癖や故障の傾向の「答え合わせ」に使っています。

ソールの減りを確認

早速、ソールの磨耗具合を確認していきましょう。右側が右足、左側が左足になるように配置しました。

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▲写真が暗くて申し訳ありません…

パッと見、大きな左右差は無さそうですね。特徴は前足の中心部が均等に磨耗し、ミッドソールに亀裂が生じていることです。

ミッドソールの亀裂については、私自身「点」ではなく「面」で接地するタイプなので、前後の摩擦少ない代わりに屈曲のストレスがかなりかかったためと考えられます。

先ほど書いたとおり、何足かこのシリーズは履き潰しましたが、ほぼ同じところに亀裂が入っています。

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▲前足部の亀裂

ちなみに、接地した後に捻ったり捏ねるような動きが入る人は、ソールの一部分が極端に磨耗したりポロッと取れたりします。

スプリンターなので、踵部分の磨耗はあまり目立ちませんね。別にフォアフットを意識したとかそういうのではないんですが。

細かい消耗傾向を見ていく

細かく見ていくと、アウトソールの磨耗とミッドソールの亀裂に差がみられました。

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▲赤丸の箇所が気になった所。何かの顔みたくなった

溝の残り具合からして、右足の方が磨耗しています。

右足が適正な強さに対して左足が弱いのか、それとも右足で過剰にキックしてしまっているのかは判断がつきませんが、左右差が出ているのは事実です。

左足のキックが右足より「点」寄りになっている可能性はあります。

 

また、全体的な磨耗傾向も中心よりやや外側に寄っています。そこまで深刻ではないと思いますがアンダープロネーション気味なのではないでしょうか。

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アシックス公式サイト より引用

足首の捻挫はあまりありませんが、足裏を攣ることが多く、脛の外側(前脛骨筋)など張ることが多いです。

短絡的な対策は意味がない

ここまでソールを見ておいてナンですが、ただ磨耗を見て(酷い偏りがある場合は別として)接地をどうするなどといった短絡的な対策を講じるのはオススメしません。

私自身、今回は外側がやや磨耗していましたが「じゃあ明日から接地を変えよう」とは思っていません。

接地は「結果」です。体の中心からの伝達でこのようになっているわけですから、足先で接地をコントロールしたところで上手くいくとは思えないからです。

 

最初にも書きましたが、ソールの磨耗を確認する行為については2足、3足を経ていく中での「経過」観察や「答え合わせ」として有用と考えます。

長期的な計画の一助として、皆さんもシューズを処分する前にはソールの減り具合を確認してはどうでしょうか。

 

今回はここまで。