向かい風参考記録

北国在住。陸上競技、その他 いろいろ。

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【体験談】短距離選手(スプリンター)や瞬発系の選手が献血をしても大丈夫なの?という話

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更新が少々滞ってしまいました。

100記事くらいまでは拙速でも良いのでガンガン書いていきたいと思っているのですが…。

 

今日はガチめにスポーツやっている人が献血やっても大丈夫なの?

という話です。

 

 

ぶっちゃけ運動能力に影響はあるの?

 

今回は全血献血の400ml、いわゆるスタンダードな献血でした。

 

献血から5日ほど経過した現時点では

「個人差はあるものの、大なり小なり影響はある」

と考えます。

  

 

 

血液量の計算

 

人間の血液はおよそ体重の13分の1と言われています。

60kgの人で約4.6リットル、私は70kg程ありますので5.38リットル程のようです。

 

したがって、献血した400mlは全血液のうち約7.4%ということになります。

結構取られててビックリですね。

 

ただし、血液の「量」自体は日本赤十字社のサイトにも書いてある通り

短時間で回復するようです。

www.jrc.or.jp

 

となると、問題は濃度ということになります。

 

 

ヘモグロビン濃度の計算

 

続いて重要と考えられるヘモグロビン濃度の計算です。

今回は受付でヘモグロビン濃度を測定された際、15g/dlという数値が出ていましたので

この数値を使用します。

この数値、16.7g/dlという数値が出たこともありますので体内の水分量や計測のタイミングで結構変わるようです。

 

 

血液量がもとの量に回復することを想定すると

15gの7.4%は1.11gですから、超単純計算で13.89g/dlまで濃度が低下することになります。

 

手元の数字を整理するとこのようになります。

・体内の血液量…5.38L=53.8dl

・体内のヘモグロビン量(?)15g*53.8dl=807g

・献血量…400ml=4dl(ヘモグロビン60g相当)

・献血後のヘモグロビン量…807g-60g=747g

・献血後のヘモグロビン濃度…747g÷53.8dl=13.88g/dl

 ※小数の関係で13.88と13.89の差が出ています。

 

 

 

日常生活では問題がないけれど…

 

ヘモグロビンの正常値については諸説出てきますが、

手元の健康診断表では13.1g/dl〜16.6g/dlでしたので、少なくとも

日常生活や通常レベルでのスポーツには問題がないと思われます。

 

また、タイムトライアルの数字的にも大きな変化はありませんでした。

単純に7%の血液成分を持って行かれたからといって、

単純に7%運動能力が低下するということもなさそうです。

 

これについては様々な仮説が考えられます。

 

・もともと血液の酸素運搬能力を100%フルに使っているわけではない

・運動能力は血液だけで決定されるわけではない

・瞬発的な運動にはあまり酸素運搬能力は関係がない…etc

 

原因は特定できませんが、

一発のドーンという出力には大きな影響は無かったという感じです。

 

ただし、全く影響がないというわけではありません。

 

 

 

明らかに変わったこと

 

大きな出力をすると頭がクラクラするようになりました。

 

タイムやウエイトの数値を一発出すだけであれば大きな影響はありませんが、

セット間のリカバリーなどに影響が出ている感じがあります。

 

献血の際には「当日のスポーツは」避けるようにと言われます。

ということは翌日以降はスポーツOKのはずなんですが、

やはりコンディションは若干悪化しています。

 

 

 

トレーニング負荷にはなるのか…?

 

コンディショニングという点ではあまり良くないと言わざるを得ませんが、

擬似的に低酸素のような状態を作り出せるのでは?という意見もあります。

 

つまり、トレーニング負荷になるのでは、といった考えです。

 

血液ドーピングの逆のような作用が出るわけですから、

一理あるといえばあるのですが、いかんせんエビデンスが中々見当たらないので

何とも言えません。

 

赤血球は2〜3週間で回復するそうですので

トレーニング効果を狙うのであればガチガチの鍛練期や試合前の調整期を外して

鍛練期前の移行期などにするべきではないでしょうか。

 

うまくいけば、鍛練期の導入から負荷をかけたトレーニングができるようになっているかもしれません。

 

 

 

まとめ

 

ざっとこのような感じでしょうか

 

・瞬発系のスコアはあまり影響がない

・リカバリーには悪影響(と思われる)

・持久系の能力にも悪影響がある

・試合前や鍛練期にはやめておいた方が良い

・トレーニング効果は未知数

 

トレーニング効果についてはザッと見た限り、それらしい研究が見当たりませんでした。

血液を抜くのには資格が必要ですし、リスクのあることですから研究としてはマイナーなのかもしれません。

 

したがって、トレーニング効果を期待するのであれば自己責任です。

 

 

とりあえず今は5日目ですから、

赤血球が回復する10月初旬くらいにまた経過報告を書こうと思います。