向かい風参考記録

北国在住。陸上競技、その他 いろいろ。

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完全に私見で100m10秒台に突入する方法を語る 前編

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どうも、森です。

「100m 10秒台」で検索すると妙ちきりんな情報サイトがワンサカ出てきましたので自分で書くことにしました。

有益な情報とは言い難いかもしれませんが、読み物の一つとして読んでいただけたら幸いです。

ちなみに自己ベスト10秒81の4流が書いています。悪しからず…。

前提として「正解」はありませんが…

私自身「絶対的にこれが正しいという手法はない」というスタンスです。個々人で年齢、体格や現時点でも持ちタイムも全く違うはずです。

世の中には優れた教本もありますが、あれは速く走るための要素を最大公約数的に解説しているものです。いわば、目的地の大まかな位置が示されている地図といえましょう。実際に現在位置を見定めルートを設定し、踏破するのは自分自身です。

「来シーズン10秒台を狙えるレベル」は11秒台前半

10秒台に突入できない、あるいはできなかった選手のほとんどは「時間が足りなかった」のではないかと思っています。学生としてスポーツに打ち込める時間は、思うよりずっと短いといえます。

高校生で「来シーズン10秒台を狙いたい!」と考えたとき、シーズン中にはどの程度のタイムを出しておくべきか。最低11秒5は切っておくべきと考えます。

身長の伸びが止まっている場合や大学生・社会人は11秒3を切れる状態が望ましいと思います。あくまで個人の皮膚感覚です。悪しからず。

トレーニングサイクルの話

極論を言えば「小賢しいことを4の5の言わず、ガンガン走って死ぬほど筋トレしなさい」という話になります。 これだけでは余りに不親切なので、もう少し掘り下げて書きます。

練習記録は付けていますか

この記事を読んでいる皆さん、練習記録を付けていますか?

断言します。成長期の選手であれば、練習記録を付けてPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)のPDCAサイクルがキチッと回っていれば記録は伸びていきます。 

参考までに100m10秒58を持つ秋田 氏のブログではこのように書かれています。

(前略)
これまで練習で100mのタイムを計ることは滅多になかったが、今年は違う。ほとんど全ての練習をタイム計測し、練習日誌をつけ、管理した。
そのタイムを出した時の感覚、体調、筋肉の張り具合いなど気付いたことは全てメモした。
全てをメモし、何度も見返し、改善点を探し、それを次の練習で意識して走ってみる。また記録を取る。
それを繰り返していくうちに、練習での記録は抜群に伸びていった。

10秒台で走るための練習法。 | あきたやんドットコム より引用

秋田 氏の場合は10秒台突入というよりはその先の段階なので、高強度・スピード練寄りですね。

細かく記録しようとすると失敗する

「練習日記をつけよう」と思ったとき、陥りがちなのが「やたら細かく項目を設定し、面倒になって結局続かない」という現象です。

毎日の体重やら食事メニューやら調子を5段階評価で書く欄を設けたり…というのは、やり始めは必要ありません。「コレは必要だな」と思えば後から追加すれば良いのです。

「何に使うのか目的がハッキリしない」項目や数値をとって記入し続けるのは、ただの苦行です。まずはスマホアプリのメモ帳でも良いですし、一言二言からでも書いてみましょう。

「当たり前の基準」を上げていく

強豪校などは環境が良好なのも記録向上の一因ですが、上記サイクルの中の試行錯誤をものすごく圧縮しています。指導者の先生がその仕組みを作っているのか、部の風土なのかはそれぞれですが…。

月並みな表現ですが、10秒台突入には技術・フォーム以前に「当たり前のことを、当たり前に」み上げていくこと、またはその環境を自分で作り出すことが大切です。

ネット上では「誰でも100m10秒台で走れる!それにはちょっとしたコツが…」みたいな情報商材が散見されますが、うるせータコって感じです。

ざっくりした感覚の話 

今の時代、YoutubeやTwitterなどでは高画質な動画が見られます。やはり人気があるのは9秒台を叩き出す1流スプリンターの動画ですが、一度10秒8〜9台の方の動画を探してみましょう。

意外と動きが粗く見えませんか?

「全くアラが見えない」という人は10秒台到達までもう少しかかるレベルの選手だと思います。私も中学生で12秒台のときに全日中の10秒9の動画を見て「え?直すところ無くない?むしろ9秒台の人とかどうなってんの…?」って感じになりました。 

私見ですが、レースパターンや動きが洗練されてくるのは10秒6台あたりからです。事実、この記録帯あたりの選手は無風・悪天候・向かい風の条件下でも10秒台でまとめる力があります。

多少のアラがあっても大丈夫

10秒8、9台くらいであれば、条件さえ良ければ技術・レースパターンに多少のアラがあっても突入できます。

具体的には「スタートが速いけれど後半失速する」「後半伸びるけれどスタートが遅い」みたいな問題を棚上げしてても何とかなります。そういった欠点を何とかしなくてはならないのは、もう少し先の段階です。

抽象的な表現で申し訳ありませんが、アプローチとしては自分の良い点、得意なポイントにフィジカルを足していくイメージです。こうした自己分析のためにも、練習記録は大事です。 

ネットの情報は話半分に

10秒台の記録を出した人は大体「出る時はアッサリ出た」と言うでしょう。ですからTwitterの質問箱で「どうやって10秒台を出しましたか?」と質問しても「めちゃくそ走り込み入れて吐きまくった。筋トレも限界まで追い込んだ」という答えは残念ながら返って来ないでしょう。

しかし、強い選手というのは十中八九、練習中にワンゲロ、ツーゲロもしくは失神寸前のトレーニングをした経験があります。私自身は練習中に嘔吐したことはありませんが、合宿の2部練の午後に登坂60本を終えた後の補強で失神しかけたことがあります。
友人の幅跳びで日本選手権入賞している選手も「走り込みの途中で気絶して、気づいたらトレ室に運ばれていたことがある」と言っていました。医務室ではなくトレ室に運ばれているのが更に恐ろしいです。

「コツを掴めば誰でも10秒台!」というとスマートでかっこ良いですが、ネットの情報は話半分くらいで読むのが吉です。まぁこの記事もネットの情報なんですが。

「お、これは…」と思った情報

Yahoo知恵袋の質問でも「足が速くなる方法」はかなりの数あります。しかし、ざっと見たところ回答のほとんどがクソの役にも立たない情報です。

個人的に「お、これは本当に10秒台持ってる人の実体験っぽいな」と思ったのはこれです。 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

(以下引用)
11秒4の持ちタイムで大学卒業までに10秒台の可能性があるかといえば現状ギリギリラインになります。
質問者さんがフォームどうこうと記載していますが、それ以前に膨大の走り込みを行わないとまず無理です。
フォームの改善や走り方を研究しだすにはまだ早い段階です。
(中略)
10秒台を出すにあたって、流した状態(風+-1程度)で11秒フラット辺りをうろうろしていなければ難しいです。
好コンディションがそろえば10秒台が見えてくるという事になるでしょう。
まず走り込みをして自分のスプリント力を上げなければまず無理ですね。
週3程度の練習じゃはっきりいって無理です。
短い距離なんかじゃなく300とか250とか一日に何本もガンガン走って吐きそうになるぐらい追い込まないと難しいでしょうね。

 私も中3で11"8、高1で11"42、高2で11"17(-2.5)10"77(+6.4w)
、高311"16(-0.9)ですので似たような推移をしています。高3のこれからという時に肉離れをしてしまってシーズン終了、という流れまで同じです。笑

前編まとめ

長くなりました。下記が前半まとめです。

・絶対的な手法はない

・練習日誌は書くべき

・最初は記入項目を少なめに始める

・ネットの情報を鵜呑みにしない

 

 【後編】

wetland.hatenablog.com