時には日々の喧騒や煩わしさを忘れ、静かな場所で寛ぎたい。
現代人であれば常々思っていることでしょうが、今回はハイシーズンを外せば無茶苦茶に閑静な「モラップキャンプ場」の探訪記録です。
概要
「モラップキャンプ場」は千歳市支笏湖の湖畔にあるキャンプ場です。地名の「モラップ」はアイヌ語が由来ですが、語源については諸説あります。
アイヌ政策推進局アイヌ政策課 資料より引用
支笏湖畔には「モラップ山」という小さな山がありますが、この山を含むちょっとした傾斜地一帯のことを指し「モラップ」と呼んでいたと思われます。
アクセス・営業時間など
営業時間:チェックイン 13:00~17:00/チェックアウト〜11:00
定休日:なし(10月初旬〜冬季閉鎖)
利用料:中学生以上1000円、小学生700円、幼児500円
僻地といえばそうですが、札幌から車で60kmほど。1時間半もあれば気軽に行ける僻地です。場所自体も国道276号沿いですので、狭い林道などを通る必要も一切ありません。
買い出しは事前に済ませておくのが吉
場内には売店や食堂もありますが、夜は早々に閉まってしまいます。千歳市街地までは20km以上ありますので、何か買い忘れがあった場合は往復1時間ほどは覚悟しなくてはなりません。
特に複数人で行く場合は、予め各自の持ち物リストを共有しておいた方が良いでしょう。
場内を散策してみる
場内はテントサイト付近に駐車場があり、炊事場やトイレといった最低限の機能を備えています。木陰の部分が少なく、やや石っぽい場所が多いのでテントを張る場所には工夫が必要です。
▲敷物で何とかなるレベルではある
でもってココには何があるのか?といいますと、正直何もありません。
一応、売店で釣具のレンタルをやっていたり湖畔で貸しボートをしてはいますが、いわゆる最近流行りのアクティビティはありません。とにかく静かな湖、背後にそびえる恵庭岳があるだけです。
▲ハイシーズンを外せば閑散としている
支笏湖にはサイクリングロードがありますので、自転車を持っている場合は持参しても良いかもしれません。自転車置き場は何だか凄い環境になっていますが。
▲何だコレ…
山に囲まれた土地ですので早々に日が落ちます。辺りは光源や反射板もほとんどありませんので、各テントの明かりだけがぼんやりと浮かび上がってきます。
▲暗い所の写真って上手く撮れないですね
でもって朝。キャンプ場の朝特有の少し湿った澄んだ空気の中、支笏湖を眺めながらカップ麺をすすり缶コーヒーを一杯。いやはや最高です。
▲海とは違う良さ
雰囲気を楽しめればそれで良し
正直、朝から1日中遊び倒してから宿泊したり、デイキャンプでガッツリ遊ぶ!というようなスポットではありません。
支笏湖近辺のトレッキングや登山の拠点にしたり、昼過ぎにチェックインして湖を眺めながらダラダラして1泊するには最高のスポットです。携帯の電波もほぼ圏外なので、日常の煩わしさを忘れて無限にボケーっとできます。
子どもの夏休み時期や3連休などは混み合うので、できればハイシーズンを外して静かな空気を満喫するのがオススメです。
今回はここまで。