最近、250m走をちょくちょく入れています。
一人で250mやるの辛い…
— 森の人 (@now_forest) 2018年9月17日
何日か前に400ml献血したせいか出力の高い動きをすると頭が真っ白になる
献血車の人は「献血当日以降は運動しても大丈夫ですよ」って言ってたけど
血液の8パーセントくらい持ってかれてるんだから負荷は増すよね… pic.twitter.com/hvAQLzBdDv
250m走とは…
読んで字の如く、250mを走ります。
200mのスタート地点から更に先、バックストレートの中間あたりから走ります。
トラックの内側の縁石(というか鉄レール)が1本2mですので
25本地点から走り出すことになります。
トレーニング効果は?
短距離走のトレーニングとしてはそれなりに行われていますが
トレーニング効果についてはハッキリ分かっていないことが多いです。
為末 大 氏が現役時代のトレーニングとして次のとおり言及していました。
何でこんな半端な距離を走るんだということをよく聞かれますが、これは選手もわかりません。
ただ文化的に何百50mというのは陸上界に昔からあって、あまり気にせずそれを走っています。確かに走りやすい距離かなという気もします。
(中略)
ちょうどスピードを出しているぞという感じが届くぎりぎりの距離(300mだと少し遠い)なので、エネルギー効率がいいかどうかが如実に現れます。
効率がいいとたどり着けて、そうでないとたどり着けないぎりぎりの距離なのです。ですから走技術の習熟度がかなりはっきりと現れます。
300のように耐乳酸というよりは
走りの技術、効率が重要な距離のようです。
適正なタイムや本数は?
適正タイムについて
知っている人は知っている超有名ブログ「福男スプリンター」で公開されている
相関表を使ってみましょう。
前述の為末氏の記事中では26秒7がベストとあります。
氏の100m走ベストは10秒49。換算表では10秒48です。
▲1番右が250m、左から3番目が100mの換算タイムです
また、同記事中で「私の知っている速い日本人選手は25秒ちょっと」とありますが
これは末續選手のことではないでしょうか。
氏のベストは100m10秒03、200m20秒03。書いててクラクラする数字ですね。
▲このあたりになると100mも9秒台相当
この例から、ロング(200m〜)を走れる選手にとっては
概ね換算表のタイムは妥当ということになります。
タイム設定については、250mはあまり加減して走るものではないと思いますので
100mのベスト+0.3前後、200m走のベスト+0.5の換算タイムが適正になってくるのではと思います。
私はPBがそれぞれ10秒8と21秒9ですから、好調時は28秒5〜6くらいに設定すると
良いのかなと思います。
注意点としては30秒以上かかると体感的にかかってくる負荷が変わってきます。
30秒以上かかる場合は30秒以内に収まる距離に短縮した方が良いと思います。
適正本数について
私自身、今の所はショートダッシュをやった日のシメとして250mを1本、という
取り入れ方をしています。
ロングの選手は2、3本重ねても良いのかもしれません。
私の場合、本数を重ねるのであれば150m〜200mで十分です。
まとめ
短距離のメニュー(というか大学の合宿などで)でポピュラーな250mですが
大まかには「技術的なスピード持続力」を計る指標として機能するのではないでしょうか。
ただし、あまり秒数がかかるとただの耐乳酸メニューと化してしまいますので
換算表でいうと100m11秒5くらいを出せるようになってから取り入れると良いのかもしれません。
また、250mはどうしても手動計測ですから
フレッシュな状態で走ると、換算表と比較して良いタイムが出てしまうかもしれません。
練習のシメにやるくらいが手動補正と相殺されて良い感じになるのではないでしょうか。
私も今のところラスト50mくらいで一気に破綻してしまって29秒1あたりをフラフラしています。
28秒台を出せるように立て直していきたいですね。
今日はここまで。