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MacとiPhoneの画面同時録画にも対応!『EaseUS RecExperts for Mac』をレビューしてみる

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caution!

本記事はイーザスソフトウェア様よりご依頼いただき作成しています

近年、リモートでのお仕事や動画配信をされる方々の人口が急増しています。リモート会議や配信を簡易録画するだけであればMacやiPhoneの標準機能でも十分ですが、内外の音声を録り分けたりするには不向きです。今回は直感的な操作でMac、iPhone、iPadの画面を録画できる『EaseUS RecExperts for Mac』をご紹介したいと思います。

概要 

EaseUS RecExperts for MacはEaseUS(イーザス)社が提供するソフトです。イーザス社はデータ復旧ソフトが有名な会社で、どちらかといえば法人向けのオフィスソフトを多く取り扱っているようですね。

インターフェイス

このソフトの強みは「PCの設定や環境などを大きく変えず、すぐに使い始められること」ではないでしょうか。実際Macで画面録画を行う方法は幾つかありますが、細かい設定などを変更せずに使い始められるのは良い点だと感じました。

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[無料3選] Macでスクリーンと音声を記録する方法

基本画面も非常にすっきりしていて、操作に迷うこともほぼ無いと思います。元々が外国のソフトなので、和訳の過程で録画・録音が「ビデオ編集」「オーディオ編集」といったタブ名になっています。

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▲基本画面。既存の動画や音声を編集する機能はない

一部録音機能は別途プラグインのダウンロードを要しますが「(外部)マイク録音」「システムサウンド(内部の音)録音」または両方の録音をそれぞれ使い分けることができ、会議音声をアーカイブする際にあったらいいなと思う機能が一通り揃っています。

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特徴・使用感など

音声のみ録音機能もありますが、このソフトはやはり画面録画機能がメインでしょう。無料版では720p(〜5分)、有償版では時間無制限で1080pのフルHD画質での書き出しが可能です。無償版であっても簡易なショート動画には十分な長さを録ることができます。オマケ的にgif形式のエクスポートに対応しているのも嬉しいところです。

スクリーン録画

PC上のフル画面、特定のウィンドウまたは指定した領域を録画できます。Macの標準機能でも領域指定は可能ですが、それに加え開始時間や録画の長さを予約する機能が付いているのは嬉しいところです。

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▲こちらも直感的な操作感

実際使うかどうかは別として、ここでは4K画質で録画できることを確認しました。実際問題、画面を4Kで録画して何に使うんだという感じはしますが、より高い画質を選択肢として持てるのは良いことでしょう。

カメラ録画

PCのカメラ録画については、単体の機能として使用する場合は特筆すべき点はありません。直感的な操作で使用できるのは良い点かと思います。こちらの画質自体はソフトというよりデバイス依存なので、画質を求めるなら外付けのカメラを使った方が良いと思います。

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▲内蔵カメラを使用した場合

ミラーリング機能による録画

このソフトの強みは何といってもAirPlayによるミラーリングに対応している点でしょう。これにより、ワイヤレスでiPhoneやiPadの画面をMac上に表示させて手軽に録画可能です。QuickTimeでのミラーリングには現状Lightningケーブルの接続が必要ですので、この辺りはしっかり差別化されているなと感じました。

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▲数タップで細かい設定なく録画を開始できる

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EaseUS RecExperts for Mac機能紹介ページ

複数機能を同時使用して録画

上記でご紹介した複数の機能を同時に使用することも可能です。カメラ+画面録画の組み合わせでweb会議や対談をそのままアーカイブすることができ、カメラ+ミラーリングでゲーム実況なども一度に撮影可能です。

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▲カメラ+ミラーリング+領域指定録画の組み合わせも可

先ほどの無線ミラーリングについては無料ソフトでも『LonelyScreen』などが対応していますが、その場合はこのように複数ウィンドウを個別設定しながら録画することはできません。アイデア次第でかなり便利な使い方ができると思います。

良い点・悪い点

現時点で感じた強みや良い点、気になった点を挙げていきます。

AirPlayでのミラーリングに対応している

ざっと検索した限り、直感的な操作感でPCのカメラ+AirPlayでのワイヤレスミラーリングを同時に録画できるソフトはなかなか見つかりませんでした。1本のソフトで解決できなければ複数のソフトを組み合わせて使うことになりますが、上手く協働してくれるとは限りません。そういった点ではこの作業を一元化できるのは強い点だと思いました。

他ソフトとの差別化が必要

様々な作業が一本化できる反面、一つ一つの機能はフリーソフトでも再現が可能です。ゴチャゴチャと色々なソフトをインストールして煩わしい設定を行う必要がないのは魅力的ですが、他ソフトとの差別化があると訴求ポイントが高まるかもしれません。

チーム向けプランがあると良いかも

有料版の料金は税込で月額2,629円(年間プラン6,589円、永久ライセンス10,589円)。1台1ライセンス制で、PC買い替え時などはサポートセンターへの連絡が必要なようです。リモートワークが推進されている環境では、自宅と職場で違うPCを使い分ける可能性も十分にあります。プロダクトキーを入力すれば複数のPC間で権限を引き継ぎができるなどの機能があれば嬉しいですよね。

総評

web会議や面接のアーカイブや動画配信には便利なソフトです。また、現時点では無償版であっても透かしや会社のロゴが入らないようです。5分以内と機能は限定されてしまいますが、今までpdfやテキスト形式で配信していたマニュアルを動画で内製化する際などには十分使えると思います。

 

今回はここまで。