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アウトプットの質を上げるのは「既知情報との統合」だと思う

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はてなブログのお題「わたしのアウトプット方法」を消化しようと思います。

皆さんは効果的なアウトプット、というと何を思い浮かべるでしょうか。例えば「人に話す/教える」などは有名なアウトプットの手法ですよね。今回はこうしたアウトプットの質を上げるための思考方法について考えてみたいと思います。

おすすめは「成果物を作る」こと

「人に話す」のも優れた手法ですが、 私は何でも良いので「成果物を作る」ことをおすすめします。成果物といっても大掛かりで立派なものを作る必要はありません。職場の内部向け掲示やブログの記事といった小規模なもので良いと思います。

成果物を作るにあたっては無数の方法がありますが、今回は個人的に意識している2パターンをご紹介したいと思います。

インプットした情報をそのまま使う

「インプットした情報をそのまま使う」のは、得た情報を手っ取り早く体感するのに向いています。例えば研修やセミナーで「これはすぐ使えそうだ」と思った情報にはこういった手法が向いているでしょう。

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▲撮影方法縛りは思いのほか面白い

この手法の良い点は「仕上がりが早い」「シンプル」「人に説明しやすい」ことです。報告資料やマニュアル作りにも応用できると思います。

知っている情報を組み合わせる

私自身は「知っている情報を組み合わせる」作業を大事にしています。全く違うジャンルの経験や知識が思わぬところで相乗効果を生むこともありますが、取っ掛かりとしては類似ジャンルの知識を組み合わせていくのが良いと思います。

例えばデザインの分野では「フォント」「色彩」「構図」といった情報は親和性が高いといえるでしょう。上手く組み合わせることで相乗効果が期待できます。

「UDフォントは万人向け」といった情報を知ったときに「色弱の方が見分けにくい色」「ジャンプ率(本文の文字サイズに対する見出しの文字サイズの比率)」といった引き出しがあったとしましょう。それらを上手く組み合わせることができれば、より見やすいデザインの成果物を作ることができます。

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▲あんまり良い例の画像がなかった 

こうした組み合わせは、先にご紹介した「インプットした情報をそのまま使う」ことで作成した成果物がヒントになることが往々にしてあります。不思議なものですね。

付け足しで個性的な成果物・情報発信を

「親和性の高い情報を組み合わせる」という手法は、便利な一方でマンネリ化を招きやすいです。そこで関係の薄い分野からの「付け足し」をおすすめしたいと思います。

最近、真偽は定かではない情報だそうですが「現代人の集中力は8秒しかない」といった記事を見ました。先ほどの「より伝わるデザイン」と組み合わせると「8秒で概要が理解できる情報量」で成果物を作ることになります。実際に8秒間測りながら初見の人に読んでもらい、概要が理解できるのかテストするのも面白いと思います。

「組み合わせの力」が知を豊かに 

何となくですが、良い成果物を作る人は「組み合わせる能力」がズバ抜けている気がします。組み合わせができそうなものを判断する力、組み合わせる地力、他分野から情報を引っ張ってくる嗅覚が総じて優れています。

合気道家の塩田 剛三先生の有名なエピソードで、鉢の中の金魚がぶつからずに泳ぐのを見て合気の極意の着想を得たというものがあります。感覚としてはそれに近い感じで、こうしたアンテナが「知」を豊かにしてくれるのではないかと思っています。

皆さんも「これは良さそう」と思う情報を得たときは、何でも良いので成果物を作ってみてはいかがでしょうか。

 

今回はここまで。