フライヤーやアイコンの画像を作っていると「この画像の背景だけ削除したい」と思うことはありませんか。
そういった機能を備えたアプリや有償サービスは世の中に数多くありますが、手軽かつ無料といえば「remove.bg」かMacの標準機能がオススメです。
remove.bg
「remove.bg」はアップロードされた画像をAIが解析し、対象物を自動で切り取ってくれるサービスです。サービス開始当初より精度を上げ、今は動物も切り抜き可能になりました。
使い方
使い方は非常に簡単で「Upload Image」のボタンを押してファイルを選択するか、このゾーンに画像をドロップするだけ。処理スピードもかなり速く、ものの数秒で画像が出来上がります。
このサービスの凄いところは画像認識の精度です。顔だけでなく全身、後ろ姿や帽子、ラケットなど人が身につけているモノごと認識してくれます。
▲積丹半島に行ったときの写真
▲後ろ姿でも問題なし
キッチリ透過処理されているため、そのまま転用できるのが嬉しいところです。
高画質版は有料
無料で利用できるのは500×500の範囲まで。高画質版は有料となりますが、通常のアイコンなどで使用する分には問題ない範囲といえます。
Photoshopの拡張機能として実装できるようなので、本格的にデザインをする方はお金を払う価値アリではないでしょうか。
Macの標準機能
Macを持っている方は「プレビュー」の「マークアップツール」を使う方法があります。
使い方
画像を開き、右上の鉛筆のようなマークをクリックすると「マークアップツールバー」が表示されます。
切り抜きには左上の「選択」ツールか、ひとつ右の「インスタントアルファ」ボタンを使います。ゴソッと不要な背景を削除して透過したい場合は「インスタントアルファ」ボタンを使います。
▲インスタントアルファは何を表したアイコンなんだ
いらない背景部分をドラッグしていくと、勝手に同系色が選択されるので「delete」キーで削除します。
今回は適当にやったので惨たらしい画像になってしまいました。
上手く背景を削除できないときは、残したい対象をドラッグし「編集」の「選択部分を反転」をクリックし「delete」で選択部分のみを残すことができます。
用途によって使い分け推奨
選択ツールの「スマート投げなわ」も優秀ですので、用途によって使い分けてみてください。正直このブログより公式のプレビューユーザーガイドの方が親切で分かりやすいので、詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
- remove.bgは手軽で高精度
- Macの標準機能は用途で使い分け推奨
「あったら良いな」と思うサービスや機能って、知らないだけで大抵すでに実装されているんですよね。以前は色々なサービスがすぐに日本向けに展開されていましたが、世界的には日本のマーケットは縮小傾向で旨味が無くなってきているとも聞きます。
今後はこういった便利ツールも、英語や中国語を勉強しないと使えなくなる時代が来てしまうかもしれませんね。
今回はここまで。