向かい風参考記録

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マーク走などのトレーニングのお供、マーカーコーンは思った以上にコスパ良し

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今まで自分用のマーカーコーンというものを持っておらず、競技場の備品を使ったりその辺に落ちている枝などで代用していました。このたび思い切って自分用ものを揃えましたが、思った以上にリーズナブルでビックリしました。

概要 

スポーツ経験者であれば一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。平たい形状のカラーコーンです。多くのメーカーが製造していることから細かな形状の違いこそありますが、概ね小型で目立つ色をしています。

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▲他にも白や青など

陸上競技ではマーク走やバウンディングをはじめ、陣取りゲームにも使用されます。シンプルな道具ですが、工夫次第でかなりのトレーニングバリエーションを生み出すことができます。

特徴・使い方など

何かの特殊機能があるトレーニング用具ではありませんので、シンプルに使ってきます。今回は「マーク走」「バウンディング・ホッピング」「往復ダッシュ」をご紹介します。

マーク走

従来のストライド(歩幅)より若干狭く設定したマーカー間を走り抜けることで、ピッチ向上効果があるとされています。また、置かれたモノを越す意識を持つことで若干脚の引き付けを意識する副次効果もあります(より縦の動きを意識するならミニハードルを使うと良いです)。

マーカー間の距離についてはメジャーで計測するか足長(足で測って何歩分)で設定します。簡便なためか、現場レベルでは4〜7.5足長あたりで設定することが多いです。ピッチ向上を狙う場合は走りが間延びしては意味がありませんので、慣れないうちは狭めで慣らすのが良いと思います。

バウンディング・ホッピング

バウンディングやホッピングは、つい目一杯距離を稼ぐ動きになってしまいがちです。一歩あたりの制限をかけることで、接地位置や根元からしっかり動かす意識に集中することができます。 足長は身長や元々の飛距離によりますが、こちらのマーク走と同様、狭めの足長から広げていくのが良いと思います。

往復ダッシュ

工夫次第でかなりのバリエーションを生み出せます。例えば10mおきに3つのマーカーを設置した往復ダッシュの場合、このようになります。

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一番手前のマーカーをダッシュで拾い、スタート地点までダッシュで置きにいく。一見狭い空間でのトレーニングですが、直線50m足らずで(10m×2)+(20m×2)+(30m×2)で120mのダッシュになります。これが5個50mだった場合は300mもの距離になります。

タイムトライアル形式にしたり、誰かと競争形式にすると質を上げることができます。レスト(休憩)時間の長さでもトレーニング強度を調節することもできます。短いレストで組むと正直かなりキツいです。サイドステップや後ろ走りなどの縛りを組み込むとマンネリ化防止になります。

マーカーを揃える際の注意点

まとめ買いの場合、1枚あたり100円を余裕で切ってきます。「個人で使うならそんなに要らないんじゃないの?」と思ってしまいますが、マーカーは「ウッカリ踏み抜いて割る」「劣化して裂ける」「何か知らんが無くなる」といった事故がつきものです。どうせまとめ買いするなら20枚以上揃えておくことをお勧めします。

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▲今回は30枚入りを揃えた

まとめ買いした場合は袋やスタンドが付いていることが多いですが、個人的にはスタンド式がお勧めです。 何かスッキリした感じになりますし。

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▲袋は袋で「順番の入れ替えが簡単」というメリットはあるが…
中には信じられないレベルで安いのもありますが、ペラすぎてちょっとした風で飛んでいくものもあります。一方、固くて重いものはウッカリ踏み抜いた時に割れ易いです。購入前にはザッとレビューに目を通しておくのが良いと思います。

総評

これ自体にケアやパフォーマンスを直接アシストしてくれる効果はありませんが、トレーニング工夫への意欲を掻き立ててくれる道具です。多く持っていてもそこまで場所を取りませんし、腐りにくいのが良いところです。丁度良い枚数が見当たらなければ、大容量のものを複数人で共同購入するのも手ですね。

 

今回はここまで。