向かい風参考記録

陸上競技 その他 いろいろ

石器時代の職場環境で初めて在宅勤務(テレワーク)をした所感

f:id:Wetland:20200423231525j:plain

各地で新型コロナウイルスが猛威をふるう中、ついに「密閉」「密集」「密接」の三密をコンプリートする我が職場もリモートワーク、在宅勤務が解禁されました。

今日は在宅勤務初日でしたが、備忘録兼ねて感じたメリットや課題などを書いていきます。

事の経緯 

先週より、この田舎の事業所でも在宅勤務が解禁されました。システム環境が石器時代レベルながら決定が通った理由としてはザックリこんな感じです。

  • 職場環境が三密そのものである
  • 窓口に来る人や出入り業者が激減した
  • イベント中止等により仕事が減った部署がある

全員がフル出勤する必要はないながらも有給を強制はできないので「家でできるレベルのことを各自考えて取り組んでみてね」ということでしょう。これで課題の洗い出しができれば、将来的に災害など類似ケースにも応用できるわけですから悪くはない取り組みです。

職場のシステム環境など

在宅勤務の上でまず問題となったのが職場のシステム環境です。現在、私の職場ではこのようなシステムが採用されています。

f:id:Wetland:20200423233013p:plain

貸与されたPCに割り振られたユーザー名でログインし「内部系ネットワーク」に入る形です。いわゆる事業所内の共有ディスクがこれに当たります。昔はこれ1本でしたが、現在エミュレーターのような形式で「外部系ネットワーク」にログインしなければネット接続ができません。

PCを持ち出すとこうなる

前述のとおり、現在のシステムですと「内部系ネットワーク」へのログインが前提です。ということは職場外にPCを持ち出すとどうなるでしょうか。

f:id:Wetland:20200423233553p:plain

見てのとおり、ただのワープロと化します。外部系への接続には内部系を経由する必要がありますので、インターネット接続そのものが不可ということです。

f:id:Wetland:20200423233903p:plain

紙媒体の書類も「機密情報」「個人情報」を含んだモノは持ち出し禁止。これは相当知恵を絞らなくては在宅条件で仕事を行うのは難しい状況です。

今回取り組んだこと

幸いにも私は自分のPCを持っていますので、インターネット経由でホームページの作成を行うことになりました。CMSですので、パスさえあれば外部からでもインターネットブラウザがあればログインができます。上司と相談して管理者権限(どのページも編集できる)で入れることになりました。

f:id:Wetland:20200423234115p:plain

4月から新規ページに移行したばかりということもありページ全体が混沌としています。やるべき作業は山積みです。とはいえ今日はシステムの使い勝手を確認がてらの作業でしたので、ざっと次の基本的な作業を行いました。

  • 枝ページ(個別ページ)の問い合わせ先の張り替え
  • 一覧ページから枝ページへのリンク貼り
  • 一覧ページ内の各ページタイトルの書き換え

当初は枝ページを更新すると自動で一覧ページのフィードにタイトルとリンクが出てくる想定でしたが、何だか上手くいっていないようです。これは保守業者で対応中だそうですが、業者側も出勤制限をかけているようですので、ひとまず今のページは手動で対応することに。

シマのライングループから降りてきた業務をチェックし、依頼をメールで転送してもらって作業です。枝ページを更新→内容チェック、枝ページへの反映…と、作業量としては20ページ分くらい書き換えを行いました。

在宅勤務で感じたこと

在宅勤務をして初めて普段どれほど作業能率を悪化させられていたかが分かりました。通常業務では窓口や電話対応、郵送物、内部から決裁や電話連絡などでバンバン業務を中断させられます。机上やPCのウィンドウもかなりゴチャゴチャとしがちで、何かを調べながら作業を行うには不向きといえます。一方、在宅勤務は作業が中断されにくい=純粋に特定の作業工程にかかる時間が把握しやすくなる…といったメリットもあると思います。業務を管理する側にとっても、これは良いことではないでしょうか。

デメリットは「ネット環境が整っていないと何かを生み出す仕事は難しい」「仕事への切り替えができない人には不向き」ということでしょうか。私にとってはスーツを着なくても良いのはメリットですが、スーツを着なければ仕事モードに入れない人種が一定数いるのも事実です。

「やることがない」なんて事はない

「やることがない」の声もある在宅勤務ですが、オフラインでもできる作業を切り分けできればそこまでではないかなと思いました。中止になったイベントの代替企画などはアナログでもできるわけですし、その辺りはアイデア次第でしょう。

ネット環境が整っていない職場では「微妙な羽休め」になりがちな在宅勤務ですが、普段できないインプットに注力するのも良いでしょう。部署の予算で買ったはいいものの、置き物になっている参考書籍はありませんか?普段はじっくり読み込むことができない参考書籍に目を通すのにも良いタイミングです。今後の仕事のクオリティを一段上げてくれるヒントが掴めるかもしれません。 

 

今回はここまで。