向かい風参考記録

陸上競技 その他 いろいろ

謎メーカーの三脚機能付きセルカ棒が思った以上に実用的でした

f:id:Wetland:20200310012316j:plain

当ブログは「探訪」カテゴリがあることから分かるとおり、一応いろいろな所に行き写真を撮ったり撮らなかったりします。今まではデジカメ用の三脚とスマホ用にゴリラポッドを持っていたのですが、この度ゴリラポッドを紛失してしまいました。

どうせなら使い倒せるモノを、ということで今回は無名メーカーの三脚機能付きセルカ(自撮り)棒を揃えてみたのですが、これがなかなか実用的だったのでご紹介したいと思います。 

概要 

セルカ棒というのは、現代では需要のあるカテゴリーなのでしょう。アマゾンなどの通販サイトでは、1,000〜2,000円前後の謎メーカー製が上位を支配しています。

サクラのレビューによってランキング上位となっているものもあると思いますが、正直この価格帯は見た目や機能がどれも同じように見えます。今回は「Viixm」という謎メーカーのものを用意してみました。ググっても何の会社か出てこないのがスゴい。

カタログスペック

サイズ:45×48×185mm

重さ:158g

三脚の長さ:185〜644.5mm

対応機種:iOS 6.0以上&Android 4.2、Bluetooth 3.0以上に適用

対応サイズ:60mm-85mm

取り外し可能なリモコン付き(予備電池付き)

約10メートル離れた場所でも遠隔操作が可能(障害物なし)

一応iPhone、Androidの主要機種には一通り対応しているようです。説明文の所々で日本語が辿々しい感じがするので、やはり外国の企業でしょう。

外観

このグレードのセルカ棒は似たり寄ったりといった感じで、特に個性といえる個性は感じません。パッケージも見てのとおり本体・簡易な説明書1枚・予備の電池が1つのシンプルな構成です。

f:id:Wetland:20200309024245j:plain

▲電池は本体に既に1個入っているので、同梱されているのは替えの電池

リモコンはこのように取り外し可能です。小さいので無くしそうですね。

f:id:Wetland:20200309024351j:plain

▲本体はかなりコンパクト

説明書は各言語で同じことが書かれているだけなので、実質説明スペースはこれだけです。注意事項やどこで作られただとかという細かい説明や一切ナシ。Appleもビックリのシンプルさです。

f:id:Wetland:20200309024253j:plain

「①オンオフの切り」という若干怪しい日本語があったりしますが、説明文自体は成立しています。親切ではない感じはありますが、許容範囲かと思います。

f:id:Wetland:20200309024254j:plain

特徴・使用感など

説明書はあまり親切ではありませんが、そう複雑な構造ではありません。直感的に触っていれば何とかなると思います。スマホをホールドする部分はクリップのようになっており、パーツを引っ張って挟むような感じになります。こういうのはネジ式に締めていく製品もありますが、クリップ式の方が着脱は楽ですね。

f:id:Wetland:20200309024545j:plain

▲コレをこうするだけ

棒の部分の造りは中々良い感じで、伸び縮みにストレスがない感じです。三脚ですといちいちストッパーが出てきて戻しにくいものがあります。逆に伸ばしやすいものは節が緩くなっており、カメラの重みで勝手に戻ったりもします。これはそういった過不足感を感じませんでした。

f:id:Wetland:20200309024647j:plain

一方で三脚機能はオマケといった感じ。見てのとおり脚の長さは調節できませんので、使用は平らな地面に限られてくると思います。素材もこの部分はプラスチックなので、強度的にはそれほど強くなさそうです。

f:id:Wetland:20200309024841j:plain

▲風のある所では使いたくない感じ

良い点・悪い点

ホールド感は良い

三脚やセルカ棒で最も重要なのはホールド感だと思います。緩いのは論外ですが、ギチギチに閉まるとスマホに傷がつく可能性もあります。

これはホールド部分の締め付け感が程よく、スマホを挟む部分がゴム製なので少々のことではスッポ抜けない感じがあります。ホールド感については思った以上に良かったので言うことは特にありません。

思った以上にコンパクト

同じ価格帯では代わり映えのしないセルカ棒ですが、唯一サイズだけは多少の差があります。いちいちカバンからセルカ棒を取り出しスマホを挟み…というのは思った以上に面倒です。

このサイズであれば、スマホに装着したまま持ち運んでも許容範囲かと思います。

f:id:Wetland:20200309025208j:plain

取手/三脚部分がペラい

三脚兼セルカ棒の宿命かと思いますが、振り回すと取手部分がグラつきます。たぶんフルスイングしてもスマホは飛んでいきませんが、取手は割れると思います。そのくらい薄いです。まぁフルスイングしなければ良い話ですが。

壊れても保証とかは無さそう

見た限り、説明書や外箱のどこにもサポセンらしき連絡先などが記載されていませんでした。これもこのテの商品の宿命でしょう。

総評

「安かろう悪かろう」と言われてきた海外製ですが、実用に堪えるレベルになってきていると感じました。とはいえ、しっかりしたモノを使いたいのであれば更に1,000〜2,000円出して名の知れたメーカーの製品を選んだ方が良いでしょう。

コールマンの三脚などはLEDライトも付いていますし中々良いのではないでしょうか。正直今回レビューしたものよりコチラをお勧めします。

 

今回はここまで。