毎月末更新の雑記です。それ以上でも以下でもありません。
今月のチラシの裏
どうも、森です。
今までは毎週金曜に雑記を書いていたんですが、いかんせんグダグダした内容が増えすぎてしまったので月イチ更新に移行したいと思います。初回なので半端なタイミングでの更新ですが、今後は月末を更新日にする予定です。
傾奇者の話
渋谷駅周辺での年越しカウントダウンでの飲酒禁止が話題になりました。
スポーツ観戦やハロウィンでの乱痴気騒ぎが話題にのぼるたび「日本人のマナーやモラルも堕ちたものだ」的に憂う人が出ますが、昔の都心部にも「傾奇者」として常軌を逸した行動をする者はいたわけです。実際には昔から一定数こういう人々は存在して、ネット等で広く認知されるに至っただけではないかと思う次第です。
ところでこの傾奇者ですが、ウィキペディアの記述を見てもツッコミどころがあって中々面白いです。
(前略)かぶき者は色鮮やかな女物の着物をマントのように羽織ったり、袴に動物皮をつぎはうなど常識を無視して非常に派手な服装を好んだ。他にも天鵞絨(ビロード)の襟や立髪や大髭、大額、鬢きり、茶筅髪、大きな刀や脇差、朱鞘、大鍔、大煙管などの異形・異様な風体が「かぶきたるさま」として流行した。
多くは徒党を組んで行動し、飲食代を踏み倒したり因縁をふっかけて金品を奪ったり、家屋の障子を割り金品を強奪するなどの乱暴・狼藉をしばしば働いた。自分の武勇を公言することも多く、それが元でケンカや刃傷沙汰になることもあった。
辻斬り、辻相撲、辻踊りなど往来での無法・逸脱行為も好んで行い、衆道や喫煙の風俗とも密接に関わっていた。こうした身なりや行動は、世間の常識や権力・秩序への反発・反骨の表現としての意味合いがあった。
なるほど、中には反権力・反体制的な意思表示を兼ねた者もあったようです。ところで辻斬りはともかく辻相撲、辻踊りは無法行為なんでしょうか。謎です。
「傾奇者」の巨魁として大鳥 逸平(おおとり いっぺい)なる人物も併せて記載がありますが、中々面白いエピソードがあります。
牢にいる間に、牢役人に対し「呑み屋で飲んでいたら、入ってきた虚無僧の尺八が下手だったのに腹が立ち、自分が屁で尺八を吹いたほうが上手いと豪語し、勝利した」という話を語ったと伝わる。
それでいいのか虚無僧。
某国営放送の話
赤字で「重要」「すぐにご開封いただき内容をご確認ください」という封筒が来ていたので開封しましたが、正直全く重要なお知らせでも何でもありませんでした。
要は受信機器を設置している場合は契約をして下さい、との内容なんですが、私の部屋にはテレビが無いんですよね。引っ越してすぐに来た担当の方にも「テレビは無い」「携帯もワンセグ機能は無い」旨を説明してお帰りいただきました。
どうにもこの通知、未契約の世帯に片っ端から送付しているようです。他所の方は複数回同じ通知が来たので問合先に「テレビを設置していない」「これからも予定はない」「通知を何度も送らないでくれ」という旨を伝えたそうですが「未契約世帯に一斉送信しているので、止めることはできない」と返されたそうな。
NHKが赤字というニュースもありましたが、こういう無駄の蓄積を無くすところから始めるべきでしょうね。
通知の内容も封筒に「重要」とだけ書かれていて不親切極まりない造りですし「放送受信契約のご案内」には受信機器を設置していない世帯に関する記載は一切ありません。
内容も「法律で決まっていますので契約しないと大変なコトになりますよ」といった論調なので、条件に当てはまらないのにウッカリ契約してしまう人が出てもおかしくありません。というか、そういう人があわよくば出るのを見越してこういう書き方をしているとしか思えません。
今後はインターネット環境がある世帯にも受信契約義務を課したい考えがあるようですが、ひとまず現段階ではスルーしても問題ないようです。
同じ通知が来た方、遠慮なくシュレッダーして大丈夫です。
以上、12月のチラシの裏でした。また月末にお会いしましょう。
今回はここまで。