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MRM社のBCAA+Gが知らない間に飲みやすくなっている気がする

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筋トレ経験者であれば一度は飲んだことのある方も多い「 BCAA+G」ですが、久々に買ったら知らない間にパッケージが変わっていました。

気のせいかもしれませんが、心なしか飲みやすくなった気がします。今回はそんな話題です。

概要 

タンパク質を構成する20種類のアミノ酸のうち、ヒトの体内で合成できない9種類を必須アミノ酸といいますが、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種をBCAA(分岐鎖アミノ酸)といいます。

この3種がフューチャーされる理由は様々ですが、筋肉を構成している必須アミノ酸のうち4割ほどがBCAAであるというのが一因でしょう。サプリメントとしての効果は疲労軽減、筋分解の抑止が示唆されています。

「BCAA+G」は名前の通り、このBCAAにグルタミンを加えたものです。

グルタミンは直接的に筋肉量を増加させるようなエビデンスこそありませんが、疲労軽減効果が示唆されてる成分です。

カタログスペック

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内容量:1,000g

1回あたり(3スクープ=約6.5g)の成分

ビタミンB6…2mg

L-バリン…1,500mg

L-ロイシン…2,500mg

L-イソロイシン…1,000mg

L-グルタミン…1,000mg

バリン:ロイシン:イソロイシンの黄金比は1:2:1と言われており、近年はタンパク質合成に関わるロイシンの比率を4としているものもあるようです。

そう考えると配合比率はやや独特ですが、奇抜さは無くほぼ中庸といったところでしょう。

摂取量の目安

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摂取量の目安は3スクープ(約6.5g)を1日2回。運動前後に1回ずつだそうですが、トレーニング上級者は運動の前・中・後3回摂取すると効果的とあります。

BCAAだけで20g弱とは中々の量に思えますが、除脂肪体重×0.25gの摂取が効果的としている説もあります。

体重75kgで体脂肪率10%(除脂肪体重67.5)であれば約17gの計算ですから、それなりのバルクがあるトレーニーには効果があるのかもしれません。

外観

知らない間に従来の漆黒のパッケージからリニューアルしていました。こうして世の中から取り残されていくのでしょうか。

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中身は相変わらず白い粉です。

外でのトレーニングや出張の際にはパックに小分けにして携帯するトレーニーもいるようですが、職質されたら厄介ですね。

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▲サラサラした白い粉

特徴・使用感など

まず前提として、素の状態のBCAAには独特の聚斂(しゅうれん)味があります。具体的には「人の口に入れいいものじゃない味」がします。

昔、初めてBCAAを飲んだときはマズすぎて不良品かと思ったほどです。

ですから、各種BCAAサプリメントはいかにこの聚斂味を相殺しつつ、かつ効果のあるものに仕上げるかにかかっています。

その点、このBCAA+Gは及第点といえます。

レモネードフレーバーは決して美味しいものとはいえませんが、ビルダー飲み(粉を直接口に含み、水で流し込む方法)も可能な範囲の味です。あまりにマズいやつだとビルダー飲みしようとすると嘔吐きますからね。

体感としては、トレーニング前に摂るとウォーミングアップ段階で発汗量が多くなる感じがあります。プレワークアウトの1つとしては良いと思います。 

良い点・悪い点

圧倒的なコスパ

BCAAというのは、コスパがそこそこ良いとされるものでも500gで4,000円前後だったりします。

それに対しBCAA+Gは1kgで最安値が4,000円台前半。圧倒的なコスパです。量がある分、1回あたりの摂取量を多めに撮っても良いのが有難いです。

湿気るとダマになってマズい

クレアチンやBCAAでは良くあることですが、加水するとダマになりますし劣化します。

1ボトルの分量が1kgあるので、トレーニングの頻度が少なくあまり消費しない場合は気をつけていても湿気てしまうことがあります。早めに飲み切りましょう。

総評

トレーニーはもちろん、BCAAサプリメントが初めての方の導入としても価格・質ともに良い品かと思います。

水に溶かしてドリンクとして飲む場合、味は同価格帯のエクステンドには劣ります。

しかし、エクステンドはビルダー飲みには向きませんし、独特のケミカル感が苦手という方もいると思います。

BCAA+Gも若干のケミカル感こそありますが、かなり改善されているように感じました。数年遠ざかっていた方には、今一度手にとっていただきたい一品となっています。

 

今回はここまで。