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かつての最高傑作、エア ズーム ペガサス34を今更手に入れたので色々見ていく

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caution!

本記事は旧モデルのレビューです。

現行モデルとは若干仕様が異なりますのでご了承下さい。

2019年現在、ナイキのランニングシューズはかなり細分化しています。

カーボンプレート入りのフラッグシップモデルから、ビーズクッション入りのものまでかなりの種類が存在します。

今回は定番の「ペガサス」シリーズの「最高傑作」と称された「エア ズーム ペガサス34」をレビューしたいと思います。

概要 

初心者からベテランのランナーにまで対応するデザイン。さらに軽くなって改良されたFlymesh素材が、ランニング中に熱がこもるのを軽減します。ランナーに人気の確かなクッショニングとサポート力はそのままです。

NIKE 公式オンラインショップ より引用

「ペガサス」シリーズは1983年の初代誕生から、毎年新たなナンバーを付与したモデルがリリースされています。

このシリーズの特徴はジョギングからある程度のスピード練習まで、幅広い用途に対応している点です。シューズ選びに迷ったら、ペガサスシリーズがまず候補に挙がってくることでしょう。

2019現在のモデルは「36」で、今回ご紹介する「34」は2017年版にあたります。

カタログスペック

旧モデルのため、詳細なスペックを見られるページがほぼ消滅しています。

重さについては後継モデル「35」の約281gと殆ど変わらないと思われます。

レーシング用の軽量シューズは150g〜200g弱のものが多いので、軽量モデルに慣れていると少し重く感じます。

トレーニング用〜フルマラソン3.5時間くらいまで対応といった位置付けでしょうか。

アッパーは合成繊維+合成樹脂、ソールはゴム製となっています。

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▲エアズームユニットによりクッション性+反発を実現している…らしい

外観

外観的には後継の「35」よりも普通のシューズ感があります。

靴の負担を考えると推奨されるものではありませんが、普段履きとの兼用もいけそうな感じです。

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▲ヒール周りのホールド感はトレーニング向きな感じ

プロネーション防止のためか、ソールもけっこう横の傾斜が付いています。

ペガサス35との比較

後継モデルの「35」と比較すると、素材こそほぼ同じですが構造・コンセプトはかなり違うシューズであることが分かります。

「35」はよりフラッグシップモデルを意識し「前に重心を転がす」ような構造になっています。レースでカーボンプレート入りのモデルを使用する選手の練習用シューズとしての役割が強くなっているということでしょう。

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▲左が34、右が35。右のはもう寿命

かかと周りの感じもかなり違います。

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▲プロネーション防止機能も35はちょっと緩い?

プロネーション防止の傾斜は、後継モデルではオミットされたのでしょうか。ちょっと緩くなっている気がします。

特徴・使用感など

素材自体はほぼ同じだからか、ソールのクッション感・反発のレスポンス自体はそこまで差を感じませんでした。ただ、構造はかなり違うので別物のシューズといった印象です。

後継の「35」は前にちょっと体重をかけると勝手に重心が移動する感じがありますが、このモデルはそれほどでもありません。

フィット感は「34」の方が個人的に好きな感じでした。2019年版の「36」ではこの辺りも改善されているそうなので、そうなるともう個々人の好き嫌いレベルですね。

良い点・悪い点

様々なシーンで使える

耐久性・クッション性・レスポンス…総合的に見て様々なシーンで使用できる、バランスの良いシューズです。ジャンプトレーニングにも適性がありそうな感じ。

スプリンターのスピード練習には少し物足りないかも

これは個々人のフィーリングにもよりますが、人によっては重く感じるのでショート練習には物足りないかもしれません。

反発はありますので、重さが気にならない人はそのままスプリントでも使えると思います。

総評

幅広いトレーニングに対応しており、複数足あっても腐りにくいシューズです。

後継ナンバーが大胆にモデルチェンジしてしまったので、それらが何だか今ひとつ合わない…という方は一度試してみる価値アリかと思います。

旧モデルなので、在庫は今出回っている分で終わりかと思います。気になる方は揃えてみてはいかがでしょうか。

 

今回はここまで。