本記事は旧モデルのレビューです。
現行モデルとは若干仕様が異なりますのでご了承下さい。
今週のお題は「定番グッズ」です。
高周波治療器とのタイアップ企画だそうですが、ジャンルは何でも良いそうな。
ということで今回は個人的「今年買って良かったモノ」上位のAirPodsの話です。
概要
AirPods(エアポッズ)は初代モデルが2016年に発売。
それまでも世の中に「ワイヤレスイヤホン」というものはありましたが「接続が不安定」「機器によって相性がある」「バッテリが貧弱」などの課題もありました。
これらの課題を一定レベルで解決してくれたのがAirPodsです。何せAppleの純正品ですから「iPhone」「Apple Watch」といった製品との親和性は抜群。
発売当初は独特なデザインから「耳うどん」などと揶揄されていましたが、今やすっかり市民権を得たように思えます。
使って初めてわかりますが、ホントに便利です。
カタログスペック
以下カタログスペックです。
Charging Caseは付属のケースで、lighteningケーブルを通して充電できるようになっています。
このケースそのものもバッテリーが内蔵されているので、ケースからもAirPodsに充電が可能です。
重量:AirPods 左右各4g
Charging Case 38g
サイズ:AirPods(左右各)16.5 × 18.0 × 40.5 mm
Charging Case 44.3 × 21.3 × 53.5 mm
AirPodsセンサー(左右各) デュアルビームフォーミングマイクロフォン、デュアル光学センサー、動きを感知する加速度センサー、音声を感知する加速度センサー
AirPods with Charging Case:24時間以上の再生時間、最大18時間の連続通話時間
AirPods(1回の充電):最大5時間の再生時間、最大3時間の連続通話時間、Charging Caseで15分充電:最大3時間の再生時間、または最大2時間の連続通話時間
AirPodsそのものは各4gと軽量ながら、5時間再生に耐えうるバッテリーを持っています。また、わずか15分の充電でも3時間の再生が可能です。
今日はジムの日だけどウッカリ充電を忘れていた!なんて時も身支度の間にサッと充電するだけで十分対応できます。
第2世代からはlighteningケーブル無しでケースに充電可能なモデルも出ましたが、ぶっちゃけ充電の回数は知れているのでどちらでも良いです。
外観
見てのとおり非常にコンパクトです。
ワイヤレスイヤホン黎明期の、バッテリ容量のためかゴツゴツしていたイヤホン達は何だったんだ…と思うほどです。
▲技術の進歩ってスゴイ
今のところカラーバリエーションは白しかありませんが、次代モデルは多色との噂です。
特徴・使用感など
AirPodsの特徴は何といっても使いやすさ。Mac、iPhone、iPadといったApple製品とのペアリングに至っては初期設定らしい設定もほぼ必要ありません。
オンオフも非常に簡単で、耳にセットした瞬間センサーが働きスイッチが自動で入ります。耳から外すとオフ。見た目だけでなく操作感までシンプルです。
スポーツの際にワイヤレスの恩恵を最大限受けたいならば、ポケットにiPhoneを入れるスタイルでなくApple Watchの併用をお勧めします。
ウォーキングやスロージョギングならまだしも、スピードを出したランニングやダッシュは絶対に身軽な方が良いです。
▲今使っているのはseries2のナイキモデル
ご存じない方もいますが、Apple Watch本体にはいくらかストレージが用意されており、本体に音楽を保存することができます。
容量はモデルにより差がありますが、200〜300曲くらいは問題なく入れることができるはずです。
iPhoneの「マイウォッチ」→「ミュージック」→「ミュージックを追加」の順でアルバムやプレイリストをApple Watchに移すことができます。
▲転送にはいくらか時間を要するので注意
▲これで準備OK
良い点・悪い点
丁度良い遮音性・及第点の音質
「遮音性が今イチ」「音漏れする」といったレビューがありますが、ワークアウト中はむしろ周りの音が少し聞こえないと危ないです。
坂ダッシュの時なんかに遮音性の高いカナル型のは怖くて使えません。そういった意味では丁度良い塩梅の遮音性です。
雑音が入らない環境でジックリ音楽を聴きたいなら家で聴きましょうって話です。
音質は余計な味付けがない感じ。本体が軽量ゆえに重低音が響く感じは薄いものの、オーディオに一家言ある人でなければ問題無いでしょう。
意外なまでのフィット感
一見フィット感は頼りなさげな印象ですが、今のところ全力でダッシュしても飛んで行ったことはありません。
個々人の耳の形なども関係しているとは思いますが、万一取れてしまっても自動的にスイッチが切れて音楽再生が止まるので気がつくようになっています。
汚れやすい&傷が目立つ
本体が白色でちょっとしたミゾや隙間があるので、汚れは目立ちます。
また、Charging Caseにはマグネットが入っておりAirPodsを近づけるとヌルリと吸着して収納してくれるのですが、これがどこからか砂鉄を引き寄せてしまうようです。土のグラウンドや砂浜でウッカリ落とすと悲惨なことになります。
また、Charging Caseは光沢がある仕様なので傷が目立ちます。これもアスファルトに落とすと悲惨なことになります。気になる人は本体を買った段階でケースもセットで揃えておくのが吉。
やや高価
発売から購入まで1年以上を要した理由のひとつが「価格」です。
言い方は悪いですが、オーディオメーカー製でもないイヤホンで2万円ですからね。
ただ「機能はほぼ同じだから」と安易に廉価品に走るのはお勧めしません。
AirPodsにはやはり代替の利かない独自の良さがあります。特にiPhone、Apple Watchユーザーは下手に色々迷うよりはAirPods一択の方が色々楽です。
総評
とにかく音楽を聴く際にありがちな「細かいストレス」を先回りして軽減してくれる逸品です。
私もかつてはiPod shuffle+有線イヤホンという装備でトレーニングしていましたが、全力でダッシュするとiPodがブッ飛んで行ったり、コードの重みで頻繁にイヤホンが取れていました。また、ウエイトトレーニングの最中にベルトを使うとコードが挟まってしまいました。
その後は左右一体型のBluetoothイヤホンを使い始めましたが、 寒い日に厚手の上着を着て外で走るとフードに引っかかったりして邪魔に感じました。
たかだか「ちょっとした事」なのですが、使ってみて初めて良さがわかります。
「気にはなっているけれど…」と迷っている方は是非。
今回はここまで