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【毎週金曜更新】チラシの裏から失礼します その37

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【caution!】

毎週金曜更新の雑記です。それ以上でも以下でもありません。

今週のチラシの裏

どうも、森です。

金曜はちょっと早寝しましたので、時間を遡って書いています。

ちょくちょく更新し出してもう1年になるんですね。早いものです。

  

以下、第37回チラシの裏です。

ヒグマの話

北国在住にとっては珍しい話ではないんですが、ヒグマの話です。

「札幌の住宅街にヒグマが出没した!」とニュースになりましたが、住宅街といっても南区の藤野ですよ。そりゃ出ますって熊。山と直結してますもん。

墓参り自粛を呼びかける声もあったそうです。

藤野聖山園とかモロ現地ですよね。

 

一部では「ヒグマ射殺に対して苦情が100件寄せられた」7年前のニュースが拡散してしまったようですが、今回の苦情は300件だそうです。増えとる。

「麻酔銃で眠らせて山に返してやれば良かった」なんて意見もありますが、麻酔は区分としては劇薬なので有資格者でないと扱えません。

猟友会に学者や医者なんてまず居ませんので、まず麻酔銃を使用するハードルが高いわけです。

範馬勇次郎を打った腕っこきのハンターも、実は相当エリートだったんだと思います。

また、熊は本来慎重な生き物のはずですが、今回のケースでは「人馴れしていた」とのこと。山に返しても再び人里に降りてきてしまう可能性がありました。

こういう話題が出ると「人間が生活圏を広げすぎたせいだ」という方もいますが、そもそもヒグマの行動圏が広すぎるんです。一説では数百キロとも言われています。

どうしても両者の行動圏同士がぶつかってしまい駆除されたならば、それも生存競争ということでしょう。

「人間が生活圏を広げすぎたせいだ」というのは一見して自省しているように見えますが、このロジックで行くと動物の生殺与奪は人間次第ということになります。

あまり建設的な考え方ではありませんね。

続・ヒグマの話

ヒグマの話で思い出しましたが、ちょっと面白い資料を見つけました。

なぜか大型類人猿を支援する集いのページ内にありましたが、ヒグマの認知能力に関するレポートです。

https://www.saga-jp.org/journal/2/IJEEe00006.pdf 

ヒグマは実は足が速い、というのは良く知られた事実ですが、泳ぎも得意といわれています。

去年は106年ぶりにヒグマが利尻島に上陸してニュースになりました。

本土から利尻島までは直線の最短距離でも約20km。

出発地点は恐らく最短の場所ではないでしょうし、海流もあって直線で泳げることを鑑みると30〜50kmくらい泳いできた計算でしょうか。

また、漢字で「能ある四つ肢」とされている通り、熊は知能も高いことがわかっています。 

・ウシやウマを襲っても完全に殺さず、背負いながら後肢で歩かせながら運ぶことがある。

・獲物の防腐法や貯蔵法を知っており、時には水中貯蔵をすることがある。

・ 銃痕にヨモギやササなどを詰め込んで、止血することがある。

・ 復讐心や執着心が非常に旺盛である。

ヒグマによる過去の事故では、1度襲って殺したヒトの死体をヒトに取り返され、その翌日自分の獲物と認識しているその死体を、お通夜が行われている時に奪い返しに来た。

以上は、ハンターや野生ヒグマ研究者などからのエピソードではあるが、かなりの知能を持っている可能性が伺える。

最後のは三毛別羆事件ですね。福岡大学ワンダーフォーゲル部の件もヒグマの執着心が招いた事件でした。

ワンダーフォーゲル部事件が起こったカムイエクウチカウシ山、通称カムエクですが今年は人を襲うクマが出たのだとか。

実際クマに襲われた方の体験談を見ると壮絶です。 

「5m下がれば薮で隠れる、少しずつ遠ざかりたい…」セオリー通り向かい合ったままバックする事、2歩か3歩であっけなく石につまづいて尻もち。

まるで腰が抜けたかのようなこの瞬間をついて、親熊が10数メートルを3歩1秒で飛んで来ました。ゴッーと叫ぶ縦に全開の牙と足が突っ込んでくる状態。

転んだ瞬間に右手は石か木の棒か何か探したけど何も掴めず、次の瞬間には顔に向かって来るクマを左手でブロック。といっても力で止められるわけはなく、突然出てきた手に咬みつき、

目の前50cmで食いちぎるようにアゴを上に突き挙げて、有り得なく変な向きにしなった指と血飛沫を吐き出し身を翻して走り去りました。

勢い余ってその手が喉に刺さったような格好になって逃げたのか?そもそも一気に逃げる為にこっちの隙に一咬みだけ攻撃したのか? 後から傷を見たところ、右足スネに熊の左足、右足モモに熊の左手、左手首に熊の右手の爪跡があり、瞬間的に完全にマウントをとられていました。

「次はどうなるんだろ」と諦めかけた瞬間だったので、「クマさんありがとう」としっかり言い、指が一本ちぎれたと感じたので一瞬自分の指を探しグルッと回りを見てから、感覚はないけど一応手に繋がっている事に驚き、

痛みよりもただ野性の凄さに感動し、決死のアタックで子供を守ろうとする母親の姿に「やっぱりクマって優しいんだ」と思ってしまい、親子で斜面を駆けあがる姿を茫然と見送っていました。

10/5 クマにかまれました: 山の道具 ラッピー

この方は本州在住ですのでツキノワグマだと思いますが、 それでもこの被害です。

9月からは秋の行楽シーズンですが、クマには注意したいですね。

 

以上、チラシの裏でした。また金曜にお会いしましょう。

今回はここまで。