【caution!】
本稿は私見が入った記事です。
どうも、森です。
スポーツをしていると、一度は接骨院・整骨院、整体のお世話になることと思います。
中には有名スポーツ選手も御用達の「ゴッドハンド」と呼ばれるような凄腕の施術者もいる一方、トキを騙るアミバもいるのがこの業界です。
今回は、私の今までの経験から「こんな施術所・治療院は当たりの傾向がある」という特徴を独断と偏見で挙げていきます。
問診・触診・運動検査が丁寧
接骨院・整骨院での治療というのは問診・視診・触診に始まり、運動検査の後に施術に入ります。
スポーツ障害は必ず原因があり「日常生活でウッカリ階段を踏み外して捻挫した」「重いものを無理な体勢で持って腰痛になった」のとは根本的に違います。
原因を突き止めなくては根治の遅れや再発の可能性があるため、痛みの原因にアタリを付ける作業はより重要といえます。
例えば「腰痛」であれば発症前の違和感の有無などを問診、伏臥位・立位でのバランスの視診、前屈・後屈・側屈、ひねり動作での可動域確認や痛みの有無、脚上げ動作に伴う骨盤の動きの確認までキッチリやってくれるところは個人的に当たりだと思っています。
腰の辺りだけ触診して「腰回りの筋肉が張ってますね、電気流しておきます」みたいな所は流れ作業的にやっているか、院長一人で回していてキャパオーバーな傾向があります。
これは繁盛具合の問題というより体制の問題でしょう。来院者が多くとも、その分スタッフを増員して分業で回しているところもあります。
施術の説明が丁寧
まぁ問診・触診・運動検査が丁寧で施術の説明がおざなりな所なんてそうそう無いと思いますが、診察・検査の所見と施術により期待される効果の説明は丁寧であるに越したことはありません。
「見た限りではこのような状態になっていると考えられるので、こういった施術を行います。」「この施術はこういった効果が見込まれます。」「1回では完治までいかないと思いますが、3〜4回で痛みはかなり取れると思います。」
くらいの説明があると嬉しいですね。
施術だけやって「痛みが続くようでしたらまた来てください」というのは一発で根治させる自信のあるゴッドハンドか、キャパオーバーで流れ作業気味の傾向があると思っています。
対症療法と根治療法のバランスが良い
前者は西洋医学的、後者は東洋医学的な療法とも言われています。
対症療法は痛みや不調の原因になっているパーツをみつけ、そのパーツを正常に戻す、もしくは症状を緩和する療法です。ピンポイントで即効性があります。
腰痛であれば、主に痛みを発している腰部へのアプローチがメインになります。
根治療法は痛みや不調の原因を身体全体のつながりの中に見出し、原因の根本にアプローチする療法です。
腰痛の原因が実は足裏にある…なんてこともあるそうです。
施術者の中には「対症療法は再発の可能性があって全然ダメ」「東洋医学はエビデンスのないオカルト」などといった極端な思考の方もいます。
しかし、施術を受ける側からすると「今現在の痛みや不調の改善・緩和」「原因の根治」はどちらも重要。上手く2つの療法を両立・並行させてくれるような所が良いですね。
得意な治療がある
得意な治療が無くてはダメということではありません。コレは完全に私個人の好みです。
スポーツ障害の中では慢性化しやすくニーズの多い「腰痛・膝痛・肉離れ・アキレス腱痛・足底腱膜炎」などは「特定の治療が得意」という施術所や治療院があります。
実家の近くにオスグッド(膝痛)を1発でかなり改善できる接骨院がありましたが、200kmくらい遠方から来る患者もいたと聞きます。
帯同やセミナーで不在になることもある
これはちょっと偏見でしょうか。
しかし、腕の良い技術者は重用されるのが世の常です。施術者も例外ではないでしょう。
ミーハーに新しい療法や治療器を導入すれば良いということではありませんが、やはり「新しいモノを勉強して採り入れている」所は良いですね。
国際大会とかに行っちゃうと一ヶ月くらい不在になるので不便ではありますが。
まとめ
以上、完全に独断と偏見でお送りしました。
人体には未だよく分かっていない点が数多くありますので、スポーツ障害に対する見解も異なります。
肉離れひとつとっても「受傷直後から温めろ」という過激派もいます。
治療も時代に合わせて変化していくと思われますが、いつかは肉離れや骨折が数日で完治する時代が来たりするのでしょうか。
今回はここまで。