どうも、森です。
前回に引き続き「実際使って良かったもの」のご紹介です。
※「筋膜リリース」そのものに関する記事はコチラ
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現在、可動域やパフォーマンス向上、リカバリー効果を謳った筋膜リリースグッズは数多く出ています。
しかし、グリッドフォームローラーをはじめとする多くの製品は筒・棒型のものであり、ピンポイント部のケアには物足りないこともあります。
今回はボール型の製品の中では個人的に最強と感じている筋膜リリースグッズ、ハイパースフィアをレビューしたいと思います。
概要
ハイパースフィアを一言で説明すると「メチャクチャ振動するボール」です。
今でこそ「振動するタイプの筋膜リリースグッズ」はいくつか見られますが、その流れはHYPERICE社の「VYPER(バイパー)」から始まったといえます。
オレゴン大学の選手が振動台の上にフォームローラーを置いて使用している姿に着想を得て開発された「VYPER」はキックスターター(アメリカのクラウドファンディング)で10万ドルの資金調達を達成し商品化されました。
ちなみに「VYPER」は最終的に1,000名以上から27万ドルの投資を受けており、いかに潜在的なニーズのあった商品であるかが伺えます。
この流れを汲んで開発されたのが同社の「HYPERSPHERE(ハイパースフィア)」です。
カタログスペック
HYPERICE社のサイトより引用させていただきます。
セラピーボールなども筋肉をはじめとする腱や靭帯、筋膜などの体の軟組織を緩めるために効果的ですが、HYPERSPHEREは振動を加えることで更なる効果が期待できます。
VYPERは接地面積が大きいので全身に、HYPERSPEREは球体なので局部的に使用頂くことが可能です。
サイズ 12.7cm
重量 約1kg
振動数 レベル1:45㎐ レベル2:68㎐ レベル3:92㎐
付属品 充電器(PSEマーク付き)・国内一年保証
1回の稼働は8分間で、8分を過ぎると自動的に振動が停止します。
満充電状態であれば2時間使用可とあります。実際、充電器ナシで遠征に持っていってもバッテリー的には問題ありませんでした。
類似品との違い
「ボール」という括りでは類似品はありますが、振動機能まで付いている類似品は今のところ見当たりませんでした。
海外製品ですので多少の値動きはありますが「欲しいと思った時が買い時」かと思います。
外観
手に取ると意外とサイズ感はありますが、さすがにコンパクトです。持ち運びにしても荷物を圧迫しません。
▲表面の凹凸はそんなにない感じ
▲グリッドフォームローラーと比較するとこの通り
耐久性との兼ね合いだと思いますが、グリッドフォームローラーやVYPERとは違い、表面はやや硬質な感じ。
特徴・使用感など
付属の説明書やHYPERICE社がアップしている動画がありますので、それを参考にしながら使い方を覚えると良いでしょう。
まぁ基本的には気になるところをグリグリするだけです。
▲付属の箱
▲付属説明書
▲充電も簡単
1回8分で一旦自動停止しますが、1箇所あたり8分もやると血行がかなり良くなった感があります。
特に臀筋や大腿筋膜張筋、腓腹筋とアキレス腱の接合部などは筒状のケアグッズより「刺さる」感じがあります。
良い点・悪い点
ピンポイントに刺さりまくる
筒型製品では刺さりきらない部分のケアに重宝します。
大きな筋群を全体的にケアするのは筒型製品が良いのですが、筋肉の接合部などのピンポイントな凝り感にはボール型の方が刺さります。
マッサージ機能のあるものは使い過ぎると逆効果にもなり得ますが、自動的に8分で止まるので丁度良い塩梅になります。
やや高価
アイデア商品なので仕方がありませんが、やはり3万近い価格は決して安くはありません。
とはいえ、整骨院のマッサージベッドに通い詰めることを考えれば対費用効果としては悪くはないでしょう。
チーム単位で買ってシェアするのも良いかもしれません。
振動がヤバい
振動がヤバいです。賃貸物件だと使うのを躊躇うレベルです。
▲3段階中、1番弱いモードでコレ
正規品の防振防音マットも持っていますが、音や振動を完全に消してくれるような効果はありませんでした。
室内で使う場合は、布団やマットを重ねて使うことをオススメします。
総評
やや高価ですが、それに見合うだけの強力な性能とタフさを備えた製品です。
既存の筋膜リリースグッズは体感的にイマイチだった…という方にもオススメです。レンタルサービルもありますので、未体験の方はこちらから入ってみても良いかもしれません。
今回はここまで。