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2019年2月の雑記【チラシの裏】

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caution!

本記事は過去の週末の雑記を月ごとに再編したものです

今週のチラシの裏@8

新年が明けて早1ヶ月。何とも早いものです。

よく「年齢を重ねるにつれ、新しい刺激がないと時間の経過を早く感じる」と言いますしね。ジャネーの法則でしたっけ。

最近は特に土日が一瞬で終わる感じがします。出不精なんですが、どこかに出かけた方が良かったりするんでしょうか。

以下、第8回チラシの裏です。

タイムラインが知らない子供で埋まっていく話

タイトルの通り、LINEやFacebook、Instagramのタイムラインが着々と友人知人の子供で埋め尽くされてきています。ほとんどが会ったこともない子なので、正直誰が誰だかよくわかっていません。馴染みのない人はだいたい同じ顔に見えます。

まぁ、向こうから見ても私の砂浜ダッシュの風景を撮った動画などは興味もないでしょう。

自分が思うほど、人は他人に興味がないのでしょう。良くも悪くも。

いつだったか、尾田栄一郎 先生が漫画賞の審査で「自分では10のインパクトのある話を書いても、読者には1くらいしか伝わらないので、それを見越して10倍インパクトのある話を作れ」みたいなコメントをしていた記憶があります。

他にも尾田先生の漫画賞のコメントは印象に残るフレーズが多いです。漫画キチっぷりが伝わってきて個人的には好きです。

…何の話をしていたんだっけ?

印象に残るCMの話

皆さんは「印象に残っているCM」というのはありますか。

私は2つあります。1つ目は永谷園のお茶漬けのCM、2つ目は公共広告機構の「消える砂の像」です。

お茶漬けのCMは個人的には最強の飯テロCMだと思います。

▲この食べ方しようとすると毎回むせる

最近知りましたが、この男性は俳優さんではないとか。永谷園のページにもそう書いてあったので事実なんでしょう。それにしてもイイ食べっぷりですね。 

このCMには、当時、有力広告代理店数社が参加した「お茶づけ海苔」新CMの制作コンペのビデオコンテの中で、若手人気タレントのダミーとして出演していた彼の食べっぷりの良さが当社、社長の目にとまり、社長の直感で起用を決断しました。

永谷園webサイト より引用

もう1つの「消える砂の像」は印象に残っている方も多いのではないでしょうか。けっこう夜遅い時間帯の番組CMだった記憶があります。

地球温暖化の防止は、いまや地球規模で取り組まなければならない重要課題。しかし、温暖化がどんな影響を及ぼすのかについては、まだ十分には理解されていないのが現状でしょう。

そこで、この作品では温暖化による海面の上昇を、砂浜の消失という具体的なカタチで提示しました。CMのビジュアルは、波に洗われて崩れ去っていく砂の親子像。

温暖化の進行によって、地球環境や生態系、そして人類の未来までもが破壊されていくことをシンボリックに表現しています。

ACジャパン より引用

2003年度の作品ということで、今の高校生くらいまではこのCMを知らない子が殆どかもしれません。

ラーメン探訪の話

前回のチラ裏では蕎麦の話をして「ラーメンばっかじゃダメだな」みたいに言っていましたが、またしてもラーメン。

今回は「麺や虎鉄」に行きました。

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なぜかザンギのセットが定番メニュー。

見た目からはバキバキに濃い味かと思いきや、個人的にはそこまでベタベタした印象はありませんでした。うーん、もう1回くらい行ってからローテに加えるか決めますかね…。 

今週のチラシの裏@9

1月の大寒も過ぎましたが、2月はみるみる気温が下がっています。

それに比例するかのように、寝起きも悪くなっているような気がします。

何だかんだ眠るのが好きなので、寝具を良いものに替えてみようかと検討しています。人生3分の1から4分の1くらは寝ているわけですし。80年生きるとしたら20年は寝ていると考えると凄いですね。

以下、第9回チラシの裏です。

「言葉」の限界の話

この間の講演で「言葉」の表現には限界があるという話がありました。

実はこのくだり、大学院生のときに教授と話したことがあって懐かしくなりました。

現代社会で生きている以上「言葉」は大変便利なツールです。人々の共通ルールである「法律」も、このブログの記事たちも「言葉」なくしては成り立たないものばかり。

しかし「言葉」というものはヒトが作り出したものですから、当然、ヒトの営みや認識の上澄みを表現することはできても、限界があります。

例えば、氷点下の朝のキーンとする空気の感じ。あれは共通体験がある人であれば「あぁ、あの感じね」となるわけですが、一生熱帯で過ごす人には言葉を尽くしたところで理解しがたい感覚でしょう。

当たり前に行なっている「歩く」「走る」「跳ぶ」という動作も、イチから全て言葉で説明するのはほぼ不可能でしょう。

こういった「あの感じ」という現象は多くの人々が体験しており「クオリア(感覚質)」という名前が付いています。

今後、技術の発展がどこまでクオリアに入っていけるのか。カラーコードのように「この感覚が◯%、この感覚◯%をミックスすると、この感情になります」まで行くんでしょうか。うーん、ちょっと怖いような気がしますね。

るろうに剣心北海道編の話

るろうに剣心はアニメ直撃世代なので、原作含めて全部見ています。実写映画は見ていませんが…。

北海道編の2巻がコンビニで並んでいたのでちょっと安心しました。まぁ作者に色々ありましたからね。

1巻の話をウダウダ掘り返すのもどうかという感じですが、弥彦がアッサリ剣心に逆刃刀を返しちゃったのはどうなんでしょう。

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るろうに剣心 ─ 明治剣客浪漫譚 北海道編 1巻 より引用 

もちろん、話を進めるに当たって剣心が逆刃刀を持つのは必定。無理やりな理由付けでも、剣心の手に逆刃刀が戻る必要はあります。

しかし、この逆刃刀は弥彦の元服祝いという名目以上に「これからの時代を託したぞ」という想いが込められていたはずです。

それを「色々頑張ったけど使いこなせなさそう。返すわ」ですからね。うーん。

また、正式なナンバリングタイトルではないとはいえ、10年後の星霜編(OVA)では弥彦から剣路に逆刃刀が渡る描写があります。この世界線とは完全に別のストーリーって感じなんでしょうね。

もちろん、一度終わった物語を動かすというのはエネルギーが必要です。今後の展開に期待したいですね。

当ブログは、引き続き和月伸宏 先生を応援していきます。

  

以上、チラシの裏でした。また金曜にお会いしましょう。

今回はここまで。

 

今週のチラシの裏@10

2月も後半に差し掛かりまして、週明けからは確定申告の時期になります。

1年の中でも繁忙期に入ってきますが、生活ペースは極力死守したいですね。

以下、第10回チラシの裏です。

行政と個人資産の話 

「個人の財産」というモノは憲法でも保障されている通り、あくまで個人のものです。

そういった背景もあり長らく塩漬けにされていた「所有者不明地」問題ですが、ついに解決に向けた動きが出てきたようです。

2040年時点で所有者が分からない土地が全国で約720万ヘクタールに達する可能性があるとの推計を発表した。

北海道(約780万ヘクタール)の約9割の広さ。

所有者不明の土地が及ぼす経済損失は17~40年の累計で約6兆円に上ると見積もった。

産経ニュース より引用

無策の場合、20年後にはかなり国土荒廃化が進行してしまう予定だとか。

実は、土地の「相続」と「登記」は1ステップではありません。「登記」には別途手続きが必要です。

意外に思われるかもしれませんが、相続後の登記というものは現状、義務ではありません(実際には相続関係の手続きの際、登記ごと代書屋さんに代行してもらう方も多いのですが)。

所在地の役場としても、相続人の固定資産税が入ってくる状態であれば特に登記の有無を問題にはしません。

しかし、登記を行わない状態で権利者が亡くなると推定相続人が複数発生することになり、さらにこの状態で推定相続人が亡くなってしまうと 権利関係を把握することは難しくなります。

例えばこの場所に道路や公共施設を建てようとするとき、かなりの障害になります。

国交省の事例集でもそのようなケースが載っています。

2.土地と所有者の状況

・登記名義人:明治生まれの女性(故人)

・最終登記年月日:明治37年12月17日(売買)

・相続調査の結果、判明した法定相続人は148名

「親の土地を相続はしているけれど実物を見たことはない」といった方も多いでしょう。

そういった土地が更にその子どもに相続されていった場合、土地を所持している意識も希薄です。

ですから、こういった事例が今後かなり出てくると思います。

老朽化による倒壊の恐れがある家屋などを行政で解体できる「行政代執行」は平成28年に初めて家屋解体が行われています。

近い将来、各地方でこういった土地・建物の整理が進んでくると思います。タダではありませんので、体力のない自治体にはキツい作業ですが…。

評価・マッチングの話  

年度末。新年度に向けての準備もボチボチ始まります。

こちらの田舎町ですが、なかなか求人に対して応募が来ないそうで。都心部に出て行った若者が戻ってこない…どの田舎にもある問題です。

「働き口があれば人は戻ってくるはず」ということで、テコ入れとして次年度から行政でマッチングできる窓口を開設するそうです。果たしてそう上手くいくのでしょうか。

働くにあたって採用側が応募者の履歴をシステマチックに評価するのと同じく、応募者もまず「条件」を見てきます。

田舎はただでさえ不便な点が多く賃金が低いわけですから、週休完全2日制実現・時間外労働なし・各種福利厚生については真っ先に見直しておくべきです。

やりがいをプロモーションとかそういうのは、こういった面を見直した後でしょう。

賃金が都市部に比べて多少低いのは仕方がないにしろ、その他条件の工夫なくして人は集まりません。

断言します。条件が良ければ人は集まります。

「俺の時はこうだった」と前例にとらわれ、工夫をしようという意識のない事業体は今後更に厳しいでしょう。

今後日本の人口が劇的に上向くことはないでしょうから、田舎も田舎同士で限られたパイの奪い合いです。さて、どの自治体が生き残るのでしょうか。

今週のチラシの裏@11

どうにも最近、睡眠時間が微妙に足りていないようです。午後イチあたりの時間帯が眠くて仕方がありません。

ゼロ距離すぎて重要さに気がつきにくいですが「自分の身体」はどんな仕事や地位、家、車、服より大事なはずです。

睡眠も投資。逆に休日は寝すぎないように自制したいと思います。

以下、第11回チラシの裏です。 

買い物と下調べの話

皆さんは買い物に行くとき、どの程度買うものを決めて行きますか?

私はモノを買ったりするとき、あらかた「コレを買う」と決めてから買いに行く派です。

下調べの段階で特に気に入ったものがあれば品名や品番も控えてから行きます。ですから、実地では短期決着の場合がほとんど。実際のサイズ感や色合いを見て、事前のイメージと乖離がなければ買います。

一度実地で買ったメーカーは製品の傾向や感じが概ね分かりますので、2度目以降はそのまま通販で買ったりもします。

もちろん、下調べの段階ではそれなりに時間を使います。結局、実地で色々比較するよりもトータルでは時間を使っているのかもしれません。

「自動車を買い換えようか、どうしようか」と考えて1年。いよいよ今の車の調子が悪くなってしまったのでディーラーに行きましたが、20分くらいで決まりました。

逆に実地に行ってから買うものを決めると息が詰まりそうです。服やアクセサリー、家具は下調べしておいてからの即決が多いです。

そんな感じで、ウィンドウショッピングが本当に苦手です。アウトレットモールに行っても最初の30分くらいで目的のモノを買ってしまうので、他人と買い物に行くとかなり時間を持て余します。

私自身は何もしないでボケーっとしている時間が好きなので苦ではありませんが、相手方が申し訳ないと思ってしまうようです。何か良い方法があればいいのですが。

印象と消費の話

モノを買うにあたって吟味した結果、結局「最初に良いと思ったもの」を買う…そんな経験はありませんか。私は大体コレです。

下調べで比較するとはいっても、100%理屈でモノを買うことはないのではないか。と感じています。何だかんだ、印象が消費に与える影響は大きいのではないかと。

理屈はわかりませんが、飲食店のメニューなんかは筆字で書かれているだけで美味しそうな気がしてきます。キレーな明朝体で打ち込まれているメニューは何だか平坦な印象を受けます。まさに付加価値を食っている感じです。

「ラーメン発見伝」のラーメンハゲこと芹沢がそんなことを言っていましたね。

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「ラーメン発見伝」1巻 より引用

陸上関係のメーカーでも「印象づけ」が上手い会社とそうでない会社があります。ナイキは本当にそういったブランディングが上手いです。ホント抜群に上手い。

日本のメーカーには「良いモノを作っていれば、おのずと評価される」という信仰があるような気がしています。私もそれに異を唱えるつもりはありませんが、日本メーカーはあまりに後手に回りすぎました。

10年前の箱根ではミズノ、アシックスがシェアの大半でしたが、今や2社合わせて4割ほどのシェア率に追いやられています。

そんな中、アシックスはいくらか鮮やかなデザインのものを出してきましたが、ミズノは依然厳しいです。

昨年発売した「普段履き」との兼用を想定して作られたという「ウエーブニットR1」 を見て率直に「あ、厳しいな…」と感じました。これでナイキのペガサスやヴェイパーフライとガチンコで競合するのはホント厳しいです。

ランバードマークがデザインの自由度を下げているというのであれば、アディダスオリジナルのようにしてでもファッショナブルな商品ラインを設けた方が良いです。 

私自身、ミズノのオーダースパイクの縫製の細やかさには感動しました。あれは工場の大量生産では再現できないキメの細かさです。

オリンピックイヤーを控え、機能でもデザインでも海外メーカーに伍して戦うミズノは見られるのでしょうか。

 

…話がミズノの話に逸れてしまいました。それだけミズノ贔屓ということでお許し下さい。笑

以上、チラシの裏でした。また金曜にお会いしましょう。

今回はここまで。