向かい風参考記録

北国在住。陸上競技、その他 いろいろ。

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【実録】月80時間残業するとどうなるか

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こんばんは、森です。

 

PCを整理していたら、社会人3年目〜4年目にバッキバキに残業する部署にいた当時のメモが出てきたので書いていこうと思います。

 

こういう過労の実録系って流行ったのがもう3年も前なんですけどね

 

 

 

 

 

当時の労務環境

役場にも残業はある

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他の実録系と違うのは、私が地方公僕であるということです。

 

「えっ役場って残業あるの?」

というリアクションをされたことは一度や二度ではありませんが、

普通にあります。


業務内容自体は基本的に地方役場の一般職なんですが、
行政改革の影響で1人で複数の業務をこなさなくてはならない類のものでした。

 

現場仕事が突発的に発生すると、その押し出された業務が夜にのしかかってくるというものです。


上司もかなり残業するタイプの人でしたので、そのあたり業務量の調整を一切入れてもらえませんでした。

書類のしょーもない直しが深夜まで何度も入った記憶があります。

 

当時の残業時間は、月70〜90時間くらいでした。

 

当時の勤務について

 

月80時間の残業と仮定すると、月20日の勤務として1日4時間。
勤務時間は8時45分〜17時30分でしたので、単純に考えて21時30分の退勤。

 

金曜日だけは定時退庁日として決められていて17時半〜18時退勤だったので
平日22時〜24時退勤、土日の出勤もあったという感じでした。

 

また、当時は7時半から勤務の臨時職員10人以上の勤怠を管理していましたので
朝の6時前とかに電話で欠勤連絡が来るんですが、これでかなり朝起こされていました。

 

変化したこと

とにかく時間がなくなった

 

月80時間くらいの残業が発生していると、

ほとんど自分の人生を生きている時間がないという感じです。

 

何せ、朝なんとか体を無理矢理動かし出勤したと思えば

午後10時過ぎにボロボロになって帰ってきて、飯を掻き込むようにしてとってシャワーを浴びて寝る。という生活です。
もちろんマトモに店が開いている時間ではありませんのでコンビニ三昧でした。

 

洗濯機を回すのも難しい時間帯の帰宅だったりするので
当てつけを兼ねてそのまま同じシャツを着て出勤したりしていました。

 

社会人になってからも陸上競技を続けている自分にとって、この状況は苦痛以外のなにものでもなかったんですが、

それでも「このクソみたいな環境に抗ってやる」という一心で

平日夜1時〜3時まで練習して8時には出勤、という生活をしていました。


大会前にぶっ倒れて救急車で搬送されましたが。


体の変化

 

当時のメモから引用します

 

・寝ても寝たりない。休日は殆ど体が動かず寝たきりになる
・圧迫感を伴う頭痛がする
・瞼が一日中痙攣している
・お腹が熱い
・口の中が苦い
・体からアンモニア臭がする
・思考や認知にモヤがかかった感じがする
・記憶力が落ちた
・体に力が入らず、よく物を落とす

 

見事にストレス・過労症状です。

食事の時間も遅く、食べ物も偏っていたので常に胸焼け・胃もたれしていました。

今は改善されましたが、思考が朦朧とした感じは実際になってみないとわからないでしょう。
うすーいビニールを通して世界を認識しているような感じです。

 

眠気は普通の寝不足の時のようなジワーッとした感じではなく、急にフッと意識がなくなる感じです。

出先で1対1の打ち合わせ中も寝てしまった時があります。
人と会うと大体心配されました。

 


精神の変化

 

・自分を制御できない。何をしだすかわからない
・攻撃性が増す。物にあたって躊躇なく壊すようになる
・衝動的な行動が明らかに増えた

 

精神がかなり不安定になりました。


過労状態になるとアッパー系になるか、ダウナー系になるかはその人次第らしいんですが私は衝動的にアッパー系になるというタイプでした。

 

街路灯にいきなりよじ登って叫んだり
夜遅く退勤するときは職場の壁に蹴りを入れるというルーティンがあり、その様子を動画撮影してコレクションしていました。

 

完全に病んでますね…。

 

その後どうなったの?

 

その後、何とか幸運にも異動することができました。

 

異動先は平日にも定時帰宅できる日があり

「これが憲法で保証されている健康で文化的な生活か…」

と、しみじみ思ったものです。

 

ちなみに元部署は私が異動後に増員されていましたので、

後任の者も何とか人間らしい生活ができているようです。

 

酷い部署に入ってしまった時の対策は?

 

これはあるイミ公務員だから積極的に使って欲しい方法なんですが

素直に「現状がクソ過ぎ」「異動したい」と上司や同僚に言いましょう。

 

遠慮したり、変に耐えまくったりすると「コイツは大丈夫」と優先度を下げられます。


そもそも、月80時間以上の時間外勤務は明らかに違法です。

 

公務員には労働基準法が適用されないと思っている人もいますが
地方公務員には適用されます。

 

また公務員の職場は弱者、事情のある人には無理な負担をかけないように出来ています。
ですから、体調が悪くなった際は

 

1.診断書を取得・提出する
2.労務環境の改善または配置転換を申し出る
3.この状況が続くのであれば外部に現況を公開すると伝える

 

このあたりで何とかなるのではないでしょうか。
私の場合は診断書提出の時点でタイミングよく異動させてもらえました。

 

2や3を勧めると「職場との折り合いが悪くなるのでは」「昇進に響くのでは」
という方もいますが、職場と自分の命どっちが大事なんだという話です。

昇進だって、今ヤバくなってるのに昇進したところで更に負担が増すだけです。

 

民間でなくてもヤバいところはヤバい


世間では少しずつ働き方改革の波が出てきて、
霞が関をはじめとする国家公務員の勤務実態のヤバさが浮き彫りになっていますが
地方役場のヤバさはまだまだ世間には認知されていません。

 

地方での就職先としてはまだまだ有力ですし、民間の方と話す機会があると

「今そんなにやばいの!?」
と驚かれます。

 

なぜこういう状況が起きうるのか。
原因は様々ですが、過労死した役場職員のニュースなどを見ると
基幹システム系や災害復旧対応にあたられた方が多いんですね。

 

こういった類のものは法律で期日が決められていることが多く
「できません(できませんでした)」ということにはなりません。

 

そのため死に物狂いで帳尻を合わせて調節していくわけですが、
地方は特に色々な面で制度疲労を起こしています。

財政的というより人員・業務量の関係で破綻する所が出てきてもおかしくないと思います。


新しいことを始めるときには何かを廃止していかなくては際限なく業務量が増えていきます。


今一度、何がボトルネックになっているのか。
官公庁の「神エクセル」など話題になっていますが、民間感覚を取り入れるのであれば
クソみたいな評価制度ではなく、こういった効率化の部分でしょう。

 

まとめ

 

民間だと素直に言っても改善されなかったりしますが、

公僕はとにかく上に一度言ってみる、診断書を提出してみる、改善されなかったら新聞に投書しますとでも言えば割と何とかなります。

 

「周囲との折り合いが」「昇進が…」など、行動しない言い訳は色々浮かんできますが

自分の人生で、自分の健康や命よりも大事なものは無いはずです。

 

とにかく、まずは行動してみましょう。