向かい風参考記録

陸上競技 その他 いろいろ

超今更だけど山縣 亮太 選手の凄さについて好き勝手書く2

 

昨日の記事の続きを、蛇足ながらちょっとだけ書きます。

 

 

 

昨日は記事の入力途中でアジア大会100m決勝の時間が間近になってしまったので

無理矢理打ち切ったわけですが…。

 

wetland.hatenablog.com

 

 

 

www.afpbb.com

 

 

山縣選手は見事銅メダル獲得。

 

レース自体も締まった雰囲気の良いレースでした。

 

 

今回は中国の蘇 選手が強すぎました。

自分のレースに地力で持って行った、という感じです。

 

世界大会や各グランプリで実績を残している選手ですが改めてワールドクラスであることを証明しました。

 

 

 

山縣選手は基本的に相手がいようと自分のペースで走り切る選手ですが、

今回は間違いなく蘇 選手が格上であることを意識した中でのレースだったと思います。

 

その中での自己ベストタイの10秒00は驚異的ですらあります。

 

 

 

山縣選手の凄さは、

怪我や不調からの驚異的な復帰率もさることながら

本番での胆力です。

 

 

大きな大会では結果を残さなくてはいけない。

だからこそ敢えて攻めの姿勢をとることができる。

試験的な取り組みも本番で躊躇いなくやってしまう。

 

 

個人的には大学1年生の時の日本ジュニア決勝はかなり印象的でした。

 

www.youtube.com

 

 

わかりますかね。

 

普通はこんなスタートをしようとは思わないし、

思っても練習で試す程度でしょう。

 

 

まさか全国クラスの大会の決勝で実践するとは。

 

 

2位の梨本選手はこの年のインターハイ100m、200mを2冠していますが

そんなことは関係ないとばかりの驚異的な胆力です。

 

 

 

この年はスタートからの加速がしっくり来ず苦しんだようですが、

蓋を開けてみれば、秋に当時のジュニア記録10秒23をマーク。

keispo.org

 

この時から、徹底的に上手くいかない点について

突き詰めて考える姿勢が見て取れます。

 

 

 

 

今期はスタートの出方で苦しんだ山縣選手ですが、

 

一段階フォームが変化し、振り出された膝のトップが気持ち高めの印象の走りになりました。

 

これからシーズンの終盤にかけて、どういった活躍をするのか。

非常に楽しみです。